聖闘士聖衣神話EXの『アンドロメダ瞬 (新生青銅聖衣) 』です。
ギミックそのものは無印神話版のアンドロメダ聖衣シリーズのものと大きく変更が無く、
それまでの技術を新生青銅聖衣に集約させたものに感じるアイテムに感じます。
聖衣の形状が干渉して可動範囲ではいまいち他の青銅キャラよりも劣っていたアンドロメダですが
神話EX化にあたって、それらのマイナス部分を克服しているので動かしやすいものになっていました。
EX瞬素体。
小顔に対して、マッチョの体型のアンバランス感が。
聖衣装着!
素体では大柄な印象だった体型も、聖衣を装着した後では、あまり気にならない感じでした。
これまでのアンドロメダ聖衣は合金パーツとプラパーツとで、メッキの光沢が異なり
全体的に色のまとまりが無い印象でしたが、神話EXでは殆どが合金パーツになって
光沢の統一感が出ています。
ただ、過去のアンドロメダ聖衣ではパーツによっては退色するものが数点見受けられたので
少々心配な面もあります。
パーツの保持力はバックルのパーツが外れやすいものの、肩アーマーは多重関節が内蔵されて
素体への接続方法もこれまでのものより安定化したので、総合的には取り扱いやすかったです。
可動域も聖衣の形状の影響で、これまでは軽装の割には殆ど動かなかった腹部の可動も、
前屈は無理でも、横ロールや反らしが可能になったことで、ポーズの表現もしやすくなっていました。
フェイス部。交換フェイスは《通常・叫び・閉眼・微笑み・泣き顔》の5種類付属していました。
これまでが冷たさを感じさせていたフェイスパーツが多かったため、EXでの瞬らしい暖かみのある微笑みフェイスが
なかなか効果的な反面、泣き顔は使うシーンを選ぶ感じです。
マスク非装着のフェイス。
頭髪の彫りが深くなったので、表情の演技力の向上にも一役買っているのではと思います。
アンドロメダ聖衣、最大の特徴の《ネビュラチェーン》。
チェーンの長さは、持て余すことの無いほどの丁度いい長さ。
聖衣の下腕アーマーは金属チェーンを取り付けない形状と、
金属チェーンのリングを付けるため下端を欠いた形状の2種類。
チェーン根元のリングを取り付けは、これまでのアンドロメダ聖衣のアイテムと同様の方式。
《サンダーウェーブ》。
形状固定のプラ製チェーンパーツ。金属チェーンの無い腕アーマーに巻きつけて固定します。
腕部にしっかりと固定できるのが何気にありがたいです。
《ローリングディフェンス》
これまで立体化されたパーツと違うのは、恒例だった軟質の1パーツであったものから、
プラ製のパーツに変更になった点、プラ製だと1パーツで成型できないので4分割された組み立て式に。
ローリングディフェンスがプラ製になったことで、軟質パーツと比べて本体とのパーツ干渉に
自由が利かず、ある程度の調整が必要になるものの、見た目のキレイさではバツグンです。
ローリングディフェンスパーツの組み換えで放射状にすることもできますが、
チェーン基部のリングパーツも反転させての装着は窮屈なので、無理やり装着するようになってしまいます。
説明書には記載されていないのであまりオススメできません。
新生アンドロメダ聖衣オブジェ形態
パーツの組み立てはシンプルですが、チェーンを巻きつける仕事が非常に厄介です。
巻き方の手順も説明されていないので、キレイに巻くにはコツがいると思います。
キツク巻くと、メッキパーツが剥がれるのでちょっと怖いですね。
手甲パーツは台座の下部に。
チェーンを巻いていない状態で。。。
下腕アーマーはチェーン無しの物はオブジェ時には余剰パーツになります。
ブロークン聖衣に換装。
聖衣が破損した状態を再現する、ブロークンパーツも付属していました。
破損状態の聖衣パーツが一式付属しています。一応、神話EX青銅のウリである換装パーツのはずなのですが、
必ずどこかしら破損再現できていない箇所があるのが問題です。。。
アンドロメダでは、ネビュラチェーンが一式しかないため、ちぎれたチェーンの状態に出来ないのが
再現度ではちょっと違う感じです。劇中では、守りの要のチェーン破損⇒本体聖衣の破損といった流れなので・・・。
下腕パーツもチェーン付きとチェーン無しの2種類のブロークンパーツがありました。
新生アンドロメダ聖衣オブジェ形態(ブロークン状態)
組み立てて手順は破損前のオブジェと変更はないです。
ヒザアーマーは、オブジェでは胸にあたるパーツになる設定ですが、
本体装着時は楕円、オブジェ時は真円と形状が異なるので、2パターンのパーツが用意されています。
本体装着用のヒザアーマーはオブジェフレームの腹部と頭部の内側に収納します。
オブジェ用のヒザアーマーは、本体への接続ピンの形状が合わず、装着できないようになっていました。
ブロークン時にはオブジェ用のヒザアーマーも専用のヒビ我のパーツも用意されていました。
「ネビュラストリーム!」
「ネビュラストーム!!」
色々なアイテムに付属のエフェクトパーツを組み合わせて気流の再現をしてみましたが。。。
やっぱり専用のエフェクトパーツが欲しいところです。
やっぱり来てくれたんだねニーサン・・・的な一枚。
シャカと瞬の頭部を基部ごと交換することで
エリシオン編で纏った、バルゴの黄金聖衣の姿にすることも出来ました。
聖闘士聖衣神話EX : バルゴ シャカ
これまでのアンドロメダ聖衣のアイテムより、聖衣パーツが装着しやすく、色の質感も整ったものの、
個人のイメージによっては、瞬らしくなさそうな大柄な体格に賛否がわかれそうな感じです。
アクション用のネビュラチェーンの固定もしっかりしたものになって取り回ししやすいものの
通常の金属チェーンは、待機状態再現に腕に巻きつけることに難儀してしまい
相変わらず持て余し気味なのが残念です。
個人的には神話EX化にあたり、そろそろ固定チェーンの付属も期待していたんですが・・・。
アクション用チェーンの形状がそのままなので、ギミックの基本仕様はこれまでのものと殆ど変わりなく、
EXならではプレイバリューの広がりは、ほぼブロークンパーツに委ねられることとなるわけですが、
破損状態もただのヒビ割れ程度の表現で、劇中で大きく欠けた肩アーマーなどは再現されず
千切れたチェーンもなく、いまいち中途半端感がある印象です。
アンドロメダでは新生青銅聖衣が最もネビュラチェーンの形状変化技があっただけに
付属品としてはスルーされてしまったのが特筆すべきものが無い印象を受ける一因かも。
可動範囲が向上したものの、インパクトあるアクションポーズを再現するには、少々物足りない仕様に感じました。