ROBOT魂 [SIDE LABOR]:イングラム1号機 [レビュー]

ROBOT魂の『イングラム1号機』です。
機動警察パトレイバーの主役機イングラム1号機がROBOT魂でリリースされました。
数あるパトレイバー作品のうち、今回はTV版のイングラムで立体化されています。




イングラム1号機全体像。一応レイバーは車両扱いなので、外装は光沢ある仕上がり。
プロポーションも抜かりない感じで、細かいディテールも随所にちりばめられています。
バイザーや肩のパトランプはクリアーパーツ。頭部バイザー内のカメラも造形されています。
パトランプ内には回転灯っぽいディティールもしっかり造形されています。


シールドや背中には警視庁のマーキングも。首のアルフォンスの名前は再現されていません。
レイバーの特徴の一つでもある関節のシーリング部分も、プラモのようにフレームの上に
カバーをかぶせる方式ではなく、シーリングそのものが関節可動用にパーツ分割されている仕様。

頭部。TV版なので頭部アンテナの先端は濃いクリーム色。
首元のシリンダー部も細かく造形されています。


シーリング部でパーツ分割され可動軸があるので、他のROBOT魂フィギュアと比べても
混色のない可動域。ヒジ部でもロール可動し、肩の付け根も引き出し式関節で大きく腕を前に出せます。

腰は腹部で引き出してスイング可能。

股関節部は下方に引き出すことで、大きく開脚させられるようになります。
足首が干渉するので接地性は微妙。


ヒザも大きく曲げられます。深く曲げるとフクラハギ部分が沈む構造になっています。
足首のアーマーや、つま先部分も可動。

可動ポイントが多いので立ち膝ポーズも自然な感じにきまります。



付属パーツ。

頭部の前面パーツを交換することで、バイザーのカバーを閉じた状態にすることも。

37mmリボルバーカノン。銃はガンメタで塗装されており、ディティールもしっかりしています。


右のふくらはぎのカバーを開いてリボルバーカノンを収納することも。
付属の腕部マニピュレーターに差し替えればリボルバーカノンを取り出す所作が再現可能。

スタンスティック。先端パーツの差し替えで収納状態にすることも。


シールドの基部パーツを交換することで
スタンスティック収納時・未収納時の2パターンを再現可能。

背中のフックパーツは、魂ステージのジョイントパーツに交換できます。



付属の98式特型指揮車。転がし走行可能。


裏側やホイールの中まで細かいディティールになっており完成度はひときわ高いです。
アンテナ部は予備のパーツも付属していました。
ナンバープレートや警視庁の文字も細かくプリントされています。

イングラムと共に一緒に。共に運用される車両なので省かれることがなくてよかった。




変更点は少ないのでグレーのアンテナも付属していれば劇場版1作目の再現もできたのに・・・。

TV版パトレイバーの放送時期はTVのガンダムなど全く放送してない時期だったので
ロボット物のプラモ好きはレイバーに流れていったと思います。
模型誌もレイバーづくしでしたし・・・。
個人的にもパトレイバーがなかったら今の趣味は続いてなかったかも。



プロポーションは劇中のイメージどおりで本体色も品のある質感。
ディテールも細かく完成度は非常に高いです。
関節のシーリング部分も独特な構造で処理されているので、
ROBOT魂のような小スケールなフィギュアでも可動域には支障がないのも評価が高いです。

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