S.H.フィギュアーツの『キン肉マン』です。
キン肉マンと一緒にあれば便利な『魂STAGE ACTリングコーナー』も一緒に記事にします。
フィギュアーツ版キン肉マンの最大特徴は、プロレスシーンでの様々な組み技に対応する可動域。
組み技ですので、技をかける側も、かけられる側もそれ相応の可動域が必要となり、
中でも、超人特有のトンデモ技となると、人体の構造を超えた可動ポイントまで必要になりますが、
これら全てといわないまでも、有名どころの必殺技の数々が再現可能なほどのアクション性能は驚きです。
キン肉マンこと、キン肉スグル。
プロポーション的には初期連載時よりも、最近復活したWEB漫画に近い姿に見えます。
カラーリングはアニメ版の赤いパンツのコスチューム。
隆々とした筋肉のモールドにはシャドー塗装がされていて立体が増しています。
アクションフィギュアなので、ある程度のパーツの分割はやむなし。
可動ポイントとしては、優秀な仰け反りの可動に対して、前屈の可動は不得手でした。
胸部、腹部、腰との接続はボールジョイント。
肩の可動。肩は付け根部分で2重のボールジョイント可動。肩のリングパーツ部分で見た目を損なわず
腕部を大きく動かせる仕様に。ヒジにはロール軸もあり。
胸部腹部のロール可動の限界は画像の範囲くらい。
股関節は、付け根部分で横にスライドして可動域の拡大に。
そのため、パンツパーツに干渉することなく前後横に可動が広がるようになってました。
ヒザの可動は90度ほど。ひざの部分にも僅かながらロール軸があり。
足首部分はロール軸が3箇所。つま先部分の可動ポイントは無かったです。
フェイスパーツは3種類。叫び顔が2種類ありますが、
どちらか一方は技をかけられている苦悶の表情でも良かった気も。。
表情豊かなキン肉マンなので、厳選するのは難しかったんじゃないかと思います。
ハンドパーツは、握りこぶしのタイプと、指の可動軸があるタイプの2種類。
技をかけたときに相手をガッチリホールドするというメーカーの宣伝のわりには保持力はわりと甘いです。
単に相手を掴みやすい指の形状といった感じ。
続いて、魂STAGE ACTリングコーナーを。
1セットの内容はリングの1/4のみなので、全体像の完成には4つ購入が必要。
私は2つ購入しましたが、半分の大きさでも、フィギュアとのサイズ差は画像ほど。。
青い台座部分の大きさは約18センチ角ほど。隅にコーナーポストを設置してロープを張りますが
単品の場合はクリアー板のパーツにロープを張っていく仕様。
ちなみに赤コーナーのみで、青コーナーは無いようです。
ロープは1本のヒモを、台座の裏から通したり、コーナーポストの中に通したりとややメンドウな作業。
リングの連結には、台座裏から付属のストッパーで固定。
付属のアーム。2本付属していました。
アーム部分は3点支持のタイプと、従来どおりの2点挟みのタイプのものとを選択式。
3点支持のアームは、ガッチリとホールドしてくれるので他のフィギュアでも役立ちそう。
支柱は4箇所の可動部分があり、思いのほか高さ調整もしやすく、汎用性は高いと思います。
リングの台座部分に挿して使用しますが、コーナーポスト上にも差し込み穴のポイントがあり。
クリップタイプのアームも2個付属。
組み技での両者を固定するために使用するそうです。クリップの爪部分はスプリング。
スプリングバネの力は弱く、保持力はあまり無いですが、無いよりはあったほうがましといった程度。
クリップの基部はボールジョイント。支柱部分は中折れ可動。
クリップを取り付けるとあからさまにその存在が目立ちますが、
黒子のようなものなので気にしないのがマナーなのかも。。。
キン肉バスター!
キン肉ドライバー!!
超人絞殺刑ー!
肉のカーテン
未完成マッスルスパーク!
マッスルスパーク発動。ブリッジのは跳ね上げで相手の体力奪うってどんな理論。。。
マッスルスパーク!
「長かった多々買いよさらば!」
パッケージが単行本と同じサイズというのは心憎い配慮。
単体での可動アクションとしては、そんなに目新しい印象はなかったのですが、
プロレスの組み技が決まりやすいポジションに動くということが面白いです。
流石に優秀な可動を誇っていても、キン肉マンのトンデモ技の数々は、すんなり決まるはずも無く
それでも何とか工夫をすれば再現可能で、両者のポジションを自分で考えながら
ポーズを組み立てていくのは非常に面白かったです。
フィギュア自体はキン肉マンですが、他の超人の技もかけられるか試すのも面白い。
このフィギュアーツキン肉マンの良さを活かすには、対戦キャラは必須で
技のバリエーションを広げるためにも魂STAGE リングコーナーはあったほうがいいです。
世代的にも応援したいシリーズなので、他の超人も多く発売してくれるといいんですが。。。