聖闘士聖衣神話 : ポラリスヒルダ-オーディーンの地上代行者- [レビュー]

聖闘士聖衣神話の『ポラリスヒルダ-オーディーンの地上代行者-』です。



ポラリスヒルダ素体。女性用3rd素体に変更されたことで旧版の素体に比べて自立の安定感がアップ。

素体状態で新旧比較。
旧版は当時のプレバン品がラインナップの賑やかし程度の側面が強かったせいか、かなり簡素な構造。
長い後ろ髪パーツがボール接続で可動するようになったことで重心のバランスがとれるので
頭部の重みにも耐えられるようになっているのがありがたい。




付属パーツ。


付属の衣装を装着。ニーベルンゲンリングによって洗脳された所謂、悪ヒルダの衣装。
スカート・マントは布製。3rd素体の恩恵で衣装の引っ張りにもある程度耐えられ自立可能です。

上半身の衣装は新規造形。
旧版では素体形状にあわせたパーツ形状となっていたため腹回りの肉厚が気になりましたが
今回は胸部の小さいカバーに差し替えて装着する方式になったのでラインが整っています。

マントとスカートは布同士重なりあい動きをつけにくいので
昨今の流行りにのってマント内部にワイヤーが入っていれば表情付けしやすかった気が。

マントやスカートは布製。こちらも新規。
特にスカートは旧版だと腰周りに縫い合わせが密集して上半身パーツが装着しにくい仕様だったのに対して
今回は薄手の生地なのでそういった問題もなし。


マントを羽織っていると見えにくいですが、内部には肩当て。
マントは肩当て前面のパーツを挟み込んで装着。


右腕の腕輪。素体が大きくなっているので装飾品は全て新規造形に。
マント装着時のピンが短くなっていて旧版よりもやや外れやすくなったのでここだけは残念。

左手はニーベルンゲンリングをはめた造形に。

新旧比較。素体が変更になったのでサイズもアップ。
全体的に洗練された雰囲気。ほぼ全て作り直されているだけあって全くの別物。
聖闘士聖衣神話: ポラリス ヒルダ




悪ヒルダ頭部。フェイスや髪のパーツに至るまで南田香名氏の新規造形。
表情は3種類。旧版のフェイスが1種類だったので付加価値感が増した感じ。
マスク装着時の側面の髪はボール接続で可動。


槍パーツ。これも新規造形。
柄の後端を取り外してハンドパーツに持たせます。


バルムングの剣。専用のハンドパーツで刀身を掴むことも。
アスガルド編クライマックスで刀身を握って流血したシーンを彩色で再現。
刀身の反対側は血の彩色はなし。



玉座。旧版の流用で同形状になっています。


座らせる際は専用の後髪パーツに交換。




洗脳前の所謂、善ヒルダ。
白い衣装にはチェーンパーツを巻き付けます。

ドレスも3rd素体用に新規に作り起されています。
白い薄手の生地なので中の素体が若干透けて見えがち。


チェーンを巻く工程は旧版と同じで基部でしっかり固定できない構造なので相変わらずメンドウクサイ。

祈り用ハンドパーツ。

善ヒルダのフェイスパーツ。表情は2種類。

善ヒルダで新旧比較。
チェーンの長さは旧版と同じなので素体が大きくなった分、パッケージの様にゆったりと巻き付けることが難しいです。



おまけ。自作パーツを装着したfigma 馬 ver.2。
アスガルド編序盤で崖の上に神闘士7人と登場したシーンで乗っていたのが印象深いんで
立体物でほしかったけど付属しないので自作。

聖闘士星矢という作品は主人公がペガサスということもあってOPから毎回馬が登場しており
体躯・毛並みひとつとっても馬のディテールは確立されてしまっているんで
figma 馬 とは世界観がマッチしないのが困りもの。


馬の装飾もシーンによってはアバウトな描かれ方だし、
あまり拘らずそれっぽく見えれば良いのを目標に造形しました。

制作風景。馬にメンタムを塗った上からエポパテを盛って造形。
ベースのfigma 馬 本体には一切加工を施さず、装飾パーツは可動溝に挟みこむ方式で固定してあります。



このあとポセイドンにニーベルンゲンリングをはめられて洗脳。



アテナに小宇宙攻撃。


アスガルドの人たちは一般人の女子供までなぜか小宇宙を体得している修羅の国。


フェクダトールの回想シーン。



「もはやアテナの死は確実」


槍の先端から衝撃波。


槍投げでニーサンに直撃。

「ニーベルンゲンリングよ、我に手向かうものどもに大いなる怒りを与えよ」

オーディーンローブを装着した星矢と。今回のヒルダはEXじゃなく無印神話枠。


「これがバルムングの剣なのだ」

「オーディーンよ我に力を与えたまえ」

罪を悔いておわり。


プレバンで販売された旧版ヒルダは聖闘士聖衣神話暗黒期真っ只中であり、当時品の水準としてはワンランク下の完成度だったこともありリバイバルが長らく望まれていたキャラでもあります。
全体的にパーツを新規に作り直されているのでリバイバルというより完全新規の商品に近い印象。
3rd素体の採用や新規造形された装飾・フェイスパーツなどクオリティーが上がり
旧版でのリベンジは十分果たせた商品になっています。

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