ULTRA‐ACT : ウルトラマンガイア(V2)[レビュー]

ULTRA‐ACTの『ウルトラマンガイア(V2)』です。
ガイアの発売後からULTRA‐ACTの歴史は変わりました。
プロポーションはスタイリッシュに筋肉質な表現も加わり、可動部位も中に演者が入っているかのような
アクションを意識した関節構造に変化しています。
これまでのULTRA‐ACTとの立体物としての表現力の差は大きく、ガイア以前にリリースされたものは
ガイア基準でリニューアル造形し、新たに発売しなおされるほどです。
これからのULTRA‐ACTを語るうえで、まず名が挙がるアイテムに成りえていますね。



中に骨格があり、上に肉付けをしていったかのような筋肉の隆起が妙に生生しい肉体表現です。
そこは巨人であるウルトラマンならではといった力強いカッコ良さを感じます。
素のガイア(V1)からのパワーアップ形態であるV2との見た目の変更点は胸部のブレスターの色だけ。
関節可動では股関節が若干ユルくて、エフェクトパーツ使用時の開脚が耐えられない感じもします。
この記事を書いている時点ではガイアV2は、3年前に発売されたものですが、
今後標準で付属している、可動域拡大用の交換胸部プロテクターの要素は
このガイアの頃にはまだなくアクションポーズの再現力では見劣りする部分もチラホラと見受けられます。
(交換用プロテクター(ブレスター)は魂WEB品のV1に付属してといるのこと)

付属品。ガイアは趣の異なる独特な光線技バリエーションが多いので、
アクションフィギュア的には割と新鮮味のあるオプションが豊富ですね。



ライフゲージは《青・赤》を別パーツの差し替え交換で再現。
いわゆるカラータイマーギミック。
赤がピンクっぽい気もしますが、個人的にあまり交換しないので苦にはならないです・・・。

腰部分のカバーパーツ部には、《魂ステージ》用のジョイントパーツに交換できます。
ガイアから初めて加わったギミックで、空も飛べるウルトラマンとしては
空中アクションに対応できるため歓迎されたギミックかもしれないです。



《集光頭部》
これまでとは一風変わった付属品。クリアー素材の頭部に、目と後頭部だけ無塗装です。
後頭部から光を当てて、正面から見た際に目が光って見えるようになっています。
タイトルクレジットで暗闇で目だけ光って見える場面もありましたからね。

とはいえ、なかなか目だけを光らせることは大変。。。強い光だと、塗装面も透けちゃいます。
写真を撮ったりする人ならライティングの環境も整うんでしょうけど、
自然光でこのギミックを生かすのは難しそう。


《クァンタムストリーム用エフェクトパーツ》
ガイア以前とはエフェクト関連の表現力も力強く変化しています。放射状が大きく広がった分
腕部関節が重量負けしないようにエフェクトが短くなっている点では一長一短な気もしますが。
取り付けには専用手首に交換して、エフェクトの裏側に差し込み。ここは若干、外れやすいです。
アクション字の欠点としては、胸部ブレスターに肩関節が干渉して、腕をL字に組めない点。。。


《フォトンエッジ用頭部》
専用頭部のトサカにエフェクトが固定されているオプションパーツ。頭部を首元から丸々パーツ交換します。
鞭のようにしなって発射する光線なので、エフェクトそのものが鞭のように曲がっています。
シーンとしては、発動時の振り回し再現の限定っぽいですが、他のウルトラマンでは類を見ない技なので
立体物として新鮮味がありますね。欲を言えば発射後タイプのものも欲しかったのですが。









《降臨エフェクト》
初回販売分の特典で貰えたエフェクトパーツです。
変身後やOPなどで地面をドスンと巻き上げるシーンの再現用ですね。
他のフィギュアへの応用も利きますし、迫力がたまらないです。



僕もですが、ガイアV2購入時の本命はこの降臨エフェクトで、市場からあっという間に掃けた気もします。
後日、魂ウェブ受注品のアグルV1にも降臨エフェクトが付属するようになっていました。


ULTRA‐ACTの歴史を塗り替えた逸品で、造形的には満足感は高いです。
エフェクトもハッタリが利いて、アクションシーンが映えます。
ただ、クァンタムストリームなど特定のアクションポーズの再現には
可動範囲的なものや関節保持力の固さも、まだ粗削りな面も多いのが難点。
注目度としては、降臨エフェクトのほうが圧倒的に上で、このエフェクトが有ると無いとでは
価格的な価値は段違いかも。。。標準で付属していてくれれば複数個買いしていましたね。

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