超合金魂 : GX-79 ボルテスV F.A. [レビュー]

超合金魂の『ボルテスV F.A.』です。
以前発売された、超合金魂ボルテスVでは合体がメインのギミックだったので
人型形態でのアクション性が犠牲になってました。
今回はF.A.(フルアクション)仕様ということで、人型での可動重視のフィギュアになっています。
超合金魂: GX-31 超電磁マシーン ボルテスV




全身。今は亡き(?)スーパーロボット超合金をサイズアップしたものを連想しましたが
今回のFA版に携わった方の名を見ればある程度納得な感じのクセの強いプロポーション。
コンセプトのバリっぽさをスタンダードな塩梅にディフォルメした感じもします。
最近では超合金とは名ばかりだった合金パーツの使用量は今回は多め。


塗装は丁寧に塗り分けられています。


ディテールの情報が集中する部位は彫りの深さ等がコントロールされているので、
クドくなく良い塩梅のバランスになっています。

GX-31のボルテスと比較。
ギミックが違うので対して比較になりませんが、プロポーションのメリハリの効果もあって、
手に取ったときの印象はそれほど小さくは感じられず。
アクション可動的にも、GX-31では合体ギミックもあるし仕方ないよなと思っていた部位が
FA版ではグリグリと動くので、爽快感すら覚えます。


肩は引き出し関節&ボール軸で柔軟に可動。
ひじの可動が90度弱ほどと若干狭い感じもするけど、アクション性には許容範囲。

腹部は引き出し式の多重関節でかなり大きく可動。
めいっぱい引き出すと背中側にスキマが大きく空きますが、可動するクローラーで
ある程度隠すこともできます。



股関節はクランク可動なため、脚部を前に大きく上げることができます。
膝関節の可動や開脚も広め。足首はボール接続。
FAだけあって全体的な可動性能はかなり優秀。




最近定番のDC台座。中には付属パーツ入りのブリスタを収納可能。

専用の支柱。アーム部分の歯車をロックすることで角度を調整できる構造。
アームは3箇所で可動。


宙に浮かせてディスプレイすることも。
アームは構造的に重みでしなる感じもするので、バランスをうまく調整してあげたいところ。



付属パーツ。

ガトリングミサイル。左右分付属。ハンドパーツと交換して取り付け。
ハンドパーツ交換時は軸が根元から外れやすい上に向きが決められているのでちょっとメンドウ。

ボルテスバズーカ。ハンドパーツを外した軸に取り付け。
砲身部に平手を接続。


チェーンナックル。これもハンドパーツを交換して使用。
先端パーツは中間部のパーツを外すことで縮めて取り付けることが可能。

天空剣。刀身はメッキ処理。
天空剣使用時は胸部のパーツを取り外します。外した穴が目立つので
内部の塗装ないしは、カバーパーツが欲しかった。。。

超電磁ストリング。2対付属。
波状にうねった形になっていて先端は超電磁ゴマを取り付けるようになっているため
単体ではイマイチ遣い勝手が悪い。

超電磁ゴマ。
ストリングにつけると先端のコマの重みで若干持ちにくくなる感じも。

バックル部パーツを交換して、グランドファイヤー発射状態にすることも。




チェーンナックルの鎖は金属製で見栄えはいいけど、垂れてしまうのでアクションポーズでは飾りにくい。


バズーカは左右拳で握手して構えられるハンドパーツが欲しかった。。。


今回のFAボルテスで一番見栄えがいいストリング&コマ。
優秀な可動アクションを活かすのにハッタリが利いて良いです。

天空ぅぅ剣!




Vの字斬りで〆


合体変形玩具はギミックを突き詰めていくと、販売価格が高くなり
しわ寄せのほとんどが合体後の可動や、付属武器の削減など若干不満点はあり、
以前までの住み分けとしては、ギミックは超合金魂。アクションはスーパーロボット超合金って感じでしたが
スパ金はコンセプトが迷走して消滅(?)してしまったので、今回の超合金魂FAでリスタートという感じでしょうか?
本来スパ金でやってほしかったことがこの超合金魂FAに詰まっていると思います。

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