HI-METAL R:バッシュ [レビュー]

HI-METAL Rの『バッシュ』です。
重戦機エルガイムに登場するヘビーメタルがHI-METAL Rで発売。
主役機を抑えて発売された第1弾は永野メカの代表(主観)ともいえるバッシュ。
特徴的なムーバルフレームはダイキャストパーツで再現されているのが特徴です。




HI-METAL Rバッシュ全身。サイズは1/100相当の大型モデル。
HMっぽい独特のパーツの付き方など再現度は高めかと思う。
メインカラーの紫の外装は光沢のある成型色。
設定上、ラバーで覆われた腹部などは塗装でゴムっぽさが再現されています。
ウリであるダイキャスト製のフレームはメッキ仕上げ。
ケーブルは軟質パーツとなっているなど、様々な素材で構成されています。


髑髏っぽいイメージの頭部はサイズが大きくなったことでディティールが明瞭に。
首関節部にケーブルのモールドがあり、数本のみ可動のケーブルが別パーツで垂れてます。
撮影時には全く気付かなかったけど、首のケーブルは腹部までの長さで垂れてるっぽくって
胸部の隙間からケーブルの先端が飛び出してしまう。
(頭を動かす度にいちいち押し戻さなきゃならない)


肩の赤丸パーツはメタリック塗装。素材を使い分けた光沢感の差がメリハリあります。


太いケーブルは軟質パーツ。細いものはリード線で再現。
フレーム部は売りにしているだけあって結構な密度。



リペイント版のROBOT魂バッシュと。
プロポーションや本体色はHI-METAL R版のほうが再現度は近い気はします。
ROBOT魂[SIDE HM]:バッシュ(EX13 Ver.)





可動。サイズが大きくなった分、首元のケーブルがROBOT魂版よりも細くなっているため
頭部可動域の自由度は高まってます。ヒジは前腕部と含めて2か所で可動。
胸部から肩関節を引き出すことで腕部を前方に動かすことも。
腹部の凸ブロックはボール接続のため、腰のロール可動時でも干渉は抑えめ。
胸部・腹部はボール可動。後ろに反らすことは可能でも、腹部の突起が干渉するので前屈は厳しめ。
背中の2本の突起はロックを解除して下側に倒すことも。

肩ブロック内部にはスロウランサーが収納。押し出して展開。取り外しは不可。


脚部。股関節の軸は下側に可動。ヒザ関節は深く折りたたむことも。
ヒザ可動時にふくらはぎ部のケーブルが内部に収納されるギミックがあり。
左右への開脚はかなり狭い。ポージングにもかなり影響する一番の弱点かも。


ランダムスレートは開閉式。連動してシリンダーが伸縮するギミックがあります。
フレーム側面のロックパーツを外すことで、フレームがわずかにスライドします。
ダイキャストフレームの露出が多い箇所なので一番の見どころだと思う。


ソール部はつま先先端でも単独可動。踵をたたむことも。
左右とも同じ具合だったので個体差だとは思えないけど、
足首やつま先の関節のカシメが強すぎて実際のところは固すぎて殆ど動かず。。。
(気休め程度にシリコーンスプレーを吹きましたが。。。)



付属パーツ。

前腕部に装着可能なエネルギーボンバー。


バインダー。腰裏にも装着可能。
ROBOT魂版にはあった表面のSマインの脱着ギミックは無し。


太刀セイバー。グリップは脚部側面に収納されています。
ビーム刃パーツは太刀形状になっていないです。
腕部の可動域が広いので両手持ちも可能。


バッシュ用のバスターランチャー。バイポッドは展開式。
グリップ用と添え手のハンドパーツで持たせます。
グリップが細く、ハンドパーツの穴が大きいので持つときは不安定。
グリップはスライドし、連動して排莢ギミックが3段階で動きます。

バスターランチャーの砲身は折りたたみ式。
背中のアーム部へジョイントパーツを介して2パターンで懸架可能。

バスターランチャーを立たせて持つときは、専用のハンドパーツに取り換え。
ハンドパーツ部のピンをバスターランチャーに差し込む形なので保持力は十分。
バスターランチャーに繋がった3本のケーブルは腹部のコネクターに接続。




極端に開脚が狭すぎるので、腰溜めポーズができないのがネック。




股下に魂ステージの接続穴が設けられています。



ROBOT魂版にはあったパワーランチャーは無し。
そもそもバッシュが使っていたイメージがあまりない。。。


大型モデルになったことで本体の微妙な起伏や、細かいディティールも確認でき
バッシュの魅力は十分感じられる造形だと思います。
ダイキャストフレームやラバー塗装などHMらしい異なる素材感も演出されているので
ディスプレイモデルとしては評価高いです。
おもちゃっぽさが軽減されいる反面、可動モデルとしては股関節の狭さがネック。
アクションポーズの取りにくさは購入前は予想もしていなかっただけに
満足度を大きく損ねている感じもします。
メタルビルドっぽいクオリティーを求めていると、ちょっと違う商品にも思えます。

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