聖闘士聖衣神話EX : ピスケス アフロディーテ [レビュー]

聖闘士聖衣神話EXの『ピスケス アフロディーテ』です。
無印神話版では黄金・冥衣と常にリリースのラストを飾り、
どれもが決定版と頷ける完成度のアイテムばかりだったアフロディーテ。
聖闘士聖衣神話:ピスケス アフロディーテ
聖闘士聖衣神話:ピスケス アフロディーテ(冥衣)
神話EXでは黄金12人の折り返し地点で発売されました。
基本要素は無印神話版を踏まえているものの、プロポーションやギミックなど
神話EX化にあたり、更に完成度が上がっていました。



アフロディーテ素体。
キャラ的に、ミスティみたいな裸素体でも面白そうな気もしつつ。。。
美しい顔立ちとは対照的な体型に感じます。
素体強度に関しては、股関節が弱めで素立ちが安定しなかったので、
スコーピオンミロの記事で書いた補強工作をしました。
聖闘士聖衣神話EX : スコーピオン ミロ
聖衣装着!

アニメカラーということで、神話EXの中でもひときわ、金とオレンジ色の塗り分けが多めでメリハリ感がありますね。
オレンジ部分の主張が強くて、どことなく鱗衣(スケイル)的な印象も。
可動に関しては、頭部のモミアゲが胴体に干渉して首を大きく振れない弱点も。
また、ポーズによっては、腰サイドアーマーが太ももアーマーのヒレ状の突起に干渉してしまうところもありました。

無印神話版では、背中や肩アーマーの後ろに、オブジェの鱗やヒレが装着されていましたが
神話EXでは省略されています。おかげで幾分か、プロポーションが整った感も。




フェイス部。
美の戦士ということで、優顔な無印神話版よりも神話EXでは若干、凛々しい顔立ちに。
フェイスパーツは《通常・叫び・閉眼・バラ咥え・謎の男》の5種類付属していました。
バラを咥えたフェイスの赤バラは固定で、他の色のバラとの交換は不可能でした。


マスク装着時の画も。
マスク装着時には頭髪パーツを専用のものに交換します。
ちなみに、マスク用の髪パーツを使用しなくてもマスクの装着はできますが、かなり緩めに。
謎の男フェイスは頭髪パーツが無いほうがが似合う気もするんですがね。初出で人馬宮のシーンのときだったかな??




無印神話版と同じく、各色バラと専用の持ち手が付属していました。
赤バラ : ロイヤルデモンローズ
黒バラ : ピラニアンローズ
白バラ : ブラッディーローズ
バラの装着は手に持った茎部分に、各色バラの花を差し込む方式。
無印神話版から一貫して同じギミックです。

マントの装着ギミックは他の神話EXと同様、背中のカバーパーツを取り外した箇所に、
マントの基部パーツを装着します。









頭髪パーツが干渉して首が大きく振れないのですが、多重関節で動く肩アーマーの隙間の利用で
モミアゲの逃がしスペースを確保できるので、割とアクションには困らなかったです。


ピスケスの聖衣オブジェ形態


無印神話版からはパーツレイアウトも少し変わっています。
ヒレ部分の大きさが強調されたことや、シルエットもふっくらとした感じになって密度感が増していました。




台座の裏側に、手甲パーツを収納します。
台座そのものは玩具オリジナルの設定。


無印神話版から常にそこそこの完成度を誇っていたアフロディーテだけに、神話EXになっても
そんなに変更点は無いだろうと思っていたら、想像以上の伸び代があったことに驚きです。
大方のアクションは付属のバラを用いたものが多用することになると思いますが、
その辺のプレイバリューが無印神話版のギミックから全く変わらないのはつまらなかった気も。
他の神話EXのようにエフェクトパーツやシートがあれば、それを使ったシーンも艶やかに映えると思うんですけどね。
総合的には、悪いものが良くなったのではなく、
元々良かったものがEX化にあたって更に良くなったということで、派手なインパクトは無かったものの
不満点も多くなく安心して遊べた印象です。

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