新シリーズのD.D.PANORAMATIONシリーズの『ペガサス星矢 -ペガサス流星拳-』。
D.D.パノラメーションと読むそうです。DDとはなんぞや・・・。
10センチサイズのフィギュアとストラクチャー・エフェクトパーツがセットになっていて
今後のラインナップと組み合わせて、黄道十二宮のシーンをジオラマで再現していこうという
シリーズだそうです。
付属のフィギュア。
神話シリーズと違い、聖衣パーツの着脱・オブジェへの組み換えギミックはオミット。
聖衣下のアンダーウェアにもシワのディティールが加わるなど、
小さいサイズを感じさせない密度感も加わっています。
DDPと神話版とのサイズ比較。
聖闘士聖衣神話のように合金パーツは一切使っておらず、オールプラ製。
プラ製なのでメッキの輝きは神話シーズ以上かと。
手のひらサイズなので、メッキパーツに触れる面が多いため、指紋が付きやすい。
ペガサス聖衣のような銀メッキだと、指紋で白く曇りやすいです。
可動域。基本的に可動は1軸で可動。お世辞にも可動域は広いとはいえず。
肩パーツの可動軸はアクションポーズ的には何の効果もない。。。
とはいえ、
聖衣パーツが固定なので、神話シリーズのようにパーツのポロリに悩ませれることもなく
可動させやすいのは最大の長所かもしれません。10センチクラスのフィギュアなので、
構造上、可動軸の強度を維持できる範囲内にとどまってます。
付属パーツ。
頭部はマスク装着時と、非装着時の2種類付属で、それぞれ異なるフェイスパーツが付属してます。
フェイスパーツはそれぞれ付け替え可能。
マスク装着時は前髪パーツが厚く、目元が隠れてイマイチ表情がハッキリしません。
メーカーのサンプルからはちょっと雑になっている感じで、これが星矢かといわれると微妙。
頭部パーツの分割画像。
フェイスパーツの交換時には、特にマスク装着時の頭部は細かくパーツ分割させる必要があり
なおかつ小サイズで接続ピンも短い為、結構、パーツがポロポロ外れやすいのが難点。
ペガサス流星拳エフェクトパーツ。
エフェクトパーツに台座を取り付けられるようになってます。
台座は魂ステージのような他のスタンドのアームも使用可能でした。
エフェクトはフィギュアの隣に置く感じで。
フィギュアは可動域的にダイナミックなポーズは苦手なので、その点はエフェクトで補える感じ。
ストラクチャーパーツ。
神話アペンのディスプレイスタンドDXの小サイズ版のようなもの。
聖闘士聖衣神話APPENDIX:専用ディスプレイスタンドDX
柱パーツはランナー状態で封入されています。ランナーは画像のものが2枚付属。
1枚のランナーで柱パーツが各2個づつ組みあがるないようになっています。
台座。ペガサス星矢では1枚付属。穴部分に組み立てた柱パーツを差していくようになってます。
台座同士を繋ぐスペーサーもあります。
台座に設けられたピンがありますが、フィギュアの足裏の穴に差して固定できるように。
ストラクチャーパーツとの組み合わせ。
フィギュア単体でも自立は特別不可ではなかったですが、やはり台座があるとしっかり展示できます。
台座にある複数のピンが位置的に若干融通が利かず、フィギュアを中央に立たせにくい場面も。
柱はフィギュアに対して細めな印象はあるものの、神話版に比べたらまあ許せる太さかと・・・。
一応、マスク単体でも組み立てられるようにはなってます。
やっとハンギングベアーができると思いきや、予想よりもDDPは小さすぎた・・・
台座や柱上部に他製品のアームをつけたりすることも。軽量なので盛大に車田飛びするシーンも可能に(ゴクリ
黄道十二宮のシーン再現がDDPのコンセプトのようなので、青銅単体ではできることは限られる感じ。
対戦相手の黄金聖闘士との同時ディスプレイでプレイバリューは何倍も広がると思う。
フィギュア単体での印象は造形も大味な面も多く、可動域的にも物足りない感じもしますが、
ストラクチャーパーツやエフェクトと組み合わせ、同時発売のサガも組み合わせると
ディスプレイに注力したアイテムであることが素直に実感できます。
個人的には第1弾にして、このサイズならかなり頑張った内容だとは思うけど
これを聖衣神話の廉価版としてとらえると、DDPが神話に勝る面は殆どないので残念感はあると思う。
同時発売のサガでDDPの世界観は示されていて、なおかつキャラを揃えてナンボ的な要素もあるので
シリーズがハンパに頓挫してしまうとかなり悲しい結果になりそうな気も。
定価ベースはかなり強気なのでボチボチ揃えていけるシリーズになってくれればと思ってます。