ROBOT魂[SIDE ANTIBODY]:バロン・ズゥ [レビュー]

ROBOT魂の『バロン・ズゥ』です。




「ブレンパワード」より、進化したグランチャーのバロン・ズゥがROBOT魂で立体化。
アンチボディの板バネ状関節のモールドも随所に再現されてあります。



特徴的な積層装甲のトサカ。モールドは非常にシャープ。


劇中でもブレンよりも大型サイズで描かれていたため、全高は230ミリほどの大型フィギュアになっています。
サイズが大きいので各所の細かいモールドが映える造形に。


カラーリングはツヤ消しの成型色。関節はABS。
グリーンの蛍光色の箇所は塗装で前腕部やスネ部、コクピットにはクリアーパーツが採用。


造形は見事なものの、スタンドに対応した接続穴などは設けられていないのがネック。


可動。頭部はボール接続。側頭部は可動が干渉しないようパーツ分割され可動。
肩軸はボール接続。パーツ交換でフィンを装着するときは何度も抜き差しするので緩くなりがち。
上腕は肩内部にボール接続で水平にまで可動。ヒジと前腕の接続部にロール軸。前腕の装甲はボール接続でアームを介して可動。
肩軸で胸部前方に引き出しスイング可動。胸部で前後にわずかにスイング。腰はボール接続。

股間のコクピットハッチは開閉。


股関節は2軸のボール可動。ヒザ関節は大きく曲げることも。
つま先が曲がり、足首部分で2か所スイング可動するので開脚時の接地性も申し分なし。




付属パーツ。フィンパーツの占有率が高め。

ジョナサン・グレーンディスプレイパーツ。
コクピットのパーツと差し替えて取り付け。単色で成型され、劇中のワンシーンでのポージングで造形。


バロン・マクシミリアンディスプレイパーツ。専用のハンドパーツに取り付けてディスプレイ可能なほか、
劇中でスノボーに乗って登場したシーンを再現できるボードも付属。

大型フィンブレード。標準肩内側のフィンと差し替えて接続。
接続軸はボール可動するので表情付けも可能。


展開用フィン。基部パーツに肩カバーパーツを取り付け、標準肩から腕部と内側のフィンを移植。


可動用フィン。劇中でモーフィングして伸縮していたフィンを可動軸を設けることで再現されたパーツ。
フィンの節はボール可動。各節を差し替えることでフィンを延長することも可能。
肩への取り付けは展開フィンと同様。






「ここは俺とバロンズゥのつくる結界だぞ」


スタンド穴が設けられておらず宙に浮かせたディスプレイが大型モデルなこともあってかなり難儀。

「ハァイこれでサヨナラだ」「そうなのか?」

「ジョナサンの根性はそこまでねじ曲がっていたのか」


チャクラ光発射。

「ジョナサン、バロンズゥの手に私を乗せよ」


フィン攻撃時も劇中じゃカクカクとした軌道で射出していたので、可動軸もあまり気になりません。



「伊佐未勇しねよや!」


「私の想いをうけて生まれたバロンズゥは無敵である」でおわり。


プロポーションやディテールは初の完成品トイとしては十分レベルが高いです。
大型モデルなだけあってブレンとのボリュームの違いも再現され、ディティールもブレンよりも細かく造形されているので干渉にも耐えうる完成度かと思います。
アクション時はスタンドに対応していないせいかこの大型モデルを支えるのには結構大変でここだけが残念なポイント。

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