METAL BUILDの『ガンダムエクシアリペア』です。
全身にダメージ表現がされ、そのほとんどが通常版エクシアとは異なる新規部品で
構成されているので完成度が高いです。リペア繋がりで、2ndシーズンのリペアII用の
外装パーツも付属しているので、通常版エクシアとの互換性もあります。
METAL BUILD : ガンダムエクシア&エクシアリペアIII
エクシアリペア全体像。
一見、通常版エクシアの汚し塗装版と見間違えそうですが、1stシーズン最終戦でダメージを負った箇所など、
全て新規パーツで再現されています。傷ついている箇所はしっかりと傷のディティールがあったりと、流用部品は僅か。
マーキングも擦れがあったりと、ダメージモデルとして隙が無いです。
左肩に纏ったボロ布にも可動軸があり、ポージングに支障なし。
背面からだと、GNドライブあたりが無傷だったりと、重要機密の装備はしっかり守って
戦っているんだなあと、シチュエーションを想像させてくれます。
破損した頭部に埋めこまれたティエレンカメラ。
襟元のアンテナは単に部品を外してあるんじゃなくて、破損した襟パーツが新規に作ってあります。
一番目立つボロ布。何層にも重ね塗装したグラデーションが逸品。
布で覆われている内側には多重関節。布は前面と後面とで分割されていて可動。
関節が細かく動くので、なびかせたように表情付けをすることも。
中央のレンズ部分もヒビがはいっていたり、肩と腕に繋がっていたコードも損失。
肩裏と、リアアーマーにあったビームサーベルの取り付け基部は蓋状のメカディティールになっています。
サーベルの取り付けギミックそのものがオミット。
脚部。GNコンデンサのレンズ部分がなく、フレームが剥き出しの箇所も。
右ひざのフレームは合金パーツで、破損状態のパーツが新規に。
付属の台座。形状やジョイント部分はエクシアのものと共通。
台座表面のデザインは、リペア風にダメージを負ったような印字デザインに。
付属武器は、破損したGNソードのみ。
交換手首も右腕用のものだけ。
《GNソード》。腕部への取り付け方法や、GNソードのギミックもエクシアと共通。
アルヴァアロンとの戦いで折れた刃先も、断面がしっかり作りこまれています。
刃を折りたたんでGNビームライフルにも。
ライフルのアームやグリップを畳んで、収納形態にも勿論可能。
続いて、リペアIIへの換装ギミックを。
エクシアの装甲をリペアIIIのものとミックスして取り付けておきます。
・エクシアでは、「ヒザカバーを取付け、肩アーマー、ヒジカバー・スネカバーの取り外し」
・リペアIIIでは、「上腕パーツ・太ももパーツ・太もものビームサーベルラック・フクラハギカバー・
リアアーマー・GNソード改」を取り付けて準備。
METAL BUILD : ガンダムエクシア&エクシアリペアIII
リペアII用のパーツ。
上記のエクシアにこのパーツを取付け。
ガンダムエクシアリペアII完成。2ndシーズン最終戦でOガンダムと対峙した形態。
リペアIIの時はリアアーマーが違う形状だと思っていたけど。。。まあいいか。
リペア用のエクシア本体は使わないので、完全に通常版エクシアを持っている人向けのパーツ類。
GNドライブはブースト状態の形状のパーツが付属。
取付方法は同じですが、ブースト時はフックは外した状態に。
この製品の何がすごいかって、量産品レベルで精密な汚しを入れたダメージモデルだということだと思います。
どういった状況下で傷つき破損したかを計算されて、それぞれが異なった表現になっているのも面白いです。
通常版エクシアを換装しても、今回のようなリペアにはならなかったでしょうし、全く別のモデルとして
造形したからこそ、ここまで完成度が挙がったことを評価したいです。
とはいえ、劇中再現という点では、装備品までもが損傷して数も減っているため、
アクションポーズ的なプレイバリューは少ないです。
補填する意味合いもあって、リペアIIのパーツも付属しているのは付加価値的にはありがたいですが
今回のリペアの本体には、使いようが無く、通常版エクシアが無いと無駄なパーツになってしまいます。