DX超合金:VF-19 ADVANCE [レビュー]

DX超合金の『VF-19 ADVANCE』です。
劇場版マクロスF、サヨナラノツバサに登場した機体。
デチューンされたVF-19をYF-19本来の性能に近づけるためイサムダイソンが
カスタム化した設定。アドバンスパックやピンポイントバリアパンチエフェクトなども付属。
本命のYF19が2015年販売のこの商品を元に近々リデコ発売されるのでこの機会に記事にしときます。



付属パーツ。


アドバンスパック非装着の状態でのVF-19ファイター形態。
カラーリングやシルエットはYF-19に酷似してますが、マーキングはSMS仕様に。


側面もいい塩梅の厚さ。全長は若干長めにも感じます。
ガンポッドは腕部との間に取り付け。銃身を「くの字」に曲げて取りつける変な仕様。


主翼下部にパイロンがあるけどミサイル等は付属せず。


各ランディングギアはハッチ内に収納可能。
前輪はシャフト軸を折りたたんで車輪を収納するギミックになってます。


キャノピーは開閉式。コクピットにはイサムフィギュアが搭乗。
ダクト部分のカバーパーツを取り外すことで大気圏内仕様にすることも。

一度主翼のロックを外す手間がありますが
脚部のハッチを開きミサイルの発射状態を再現することも。
ミサイルは着脱可能。

付属の台座に展示可能。
底部にわずかにピン接続するので安定感はあります。



主翼を後方に曲げて高速移動形態にすることも。




ガウォークに変形。脚部と繋がっている主翼のロックを外し脚部を下部に展開。
ヒザ関節を伸ばし「くの字」に曲げて尾翼を畳み、つま先・カカトを開きます。

腕部の収納スペースに畳まれて収納されていたふくらはぎ側面のカバーは
足首を伸ばすことでロックが解除されます。ヒンジで畳まれたカバーを引き上げ正位置に。
ふくらはぎ部ダクト内部に収納されていたブロックも上方に引き上げます。

機体上面の頭部カバーを兼ねているシールドを取り外し、
ガウォーク用の頭部カバーに付け替えます。


機体後部(胴体部)をわずかに引き上げ、後部に畳まれていた腕部を前方に展開し
前腕部に収納されていた手首パーツを露出させます。

ファイター時での取り付け時に「くの字」に曲げられていたガンポッドは直線に修正。
頭部カバーにあたるパーツをシールド内側に収納。


ガンポッドとシールドを取り付けてガウォーク完成。
ハンドパーツは可動指。無可動のハンドパーツに交換も可能ですが
固定ピンの付いている可動指タイプのほうがガンポッドの保持はしっかりしてる感じ。


脚部ダクト下部にロール軸があり。「ハの字」に脚部を開くことも。
ガウォークではファイターからわずかに位置がずれる程度のパーツ変形でも
各部ごとロックピンが設けてあるので保持力も十分。

ガウォーク形態では頭部カバーを専用パーツに差し替える手間があるので
完全変形とはいかないのがちょっともったいない。
なんでシールドにカバーがついているんだ。。。

ガウォーク専用の形状に台座を組み替えて展示可能。




バトロイドに変形。機首側面のカナード翼の基部を若干引き出し、前面にヒンジで畳みます。
主翼のロックを外し、ガウォーク用の頭部カバーを取り外します。


下部のカバーを開き、機首を90度折り曲げ、コクピットのブロックを上面にスライド。
機首とカバーと密着させて固定させます。


頭部を露出させ、背骨にあたるヒンジパーツを引き延ばし。
胸部内側に収納されていたカバーと機銃のパーツのヒンジを引き出します。


コクピットブロックを立てて、機首部分を胴体内部に収納させるようにして固定。


カナード翼は背中側の正位置の隙間に固定。
主翼はヒンジで畳みまっすぐに。


股間のブロックを折りたたみ、バトロイドの正位置に。
股関節の軸を上方に引き上げ、脚部ダクト裏側のパーツのロックを外しパーツをフリーの状態に。


バトロイドの完成。スマートで頭身が高いヒロイックなプロポーション。
畳まれたコクピット部分のギミックの露出が多いのがちょっと気になりますが
パーツ同士の固定感が良いのが好印象。


可動面でも四肢の可動域は広く可動。腰部分もわずかにスイングするので表現の幅が広がります。

バイザーパーツは取り外し可能。内部にはメカディティールが施されています。

ピンポイントバリアパンチエフェクト。ハンドパーツを取り外して直にエフェクトを取りつけ。
このパーツがあるだけでキャラクター性が大幅に上がります。

バトロイド時での台座ディスプレイ。
可動域が広いので台座の支柱が固定なのがもったいない。


胸部に機首が出っ張っているのでガンポッドの両手持ちは干渉するのでやや不得手。


手首には変形用とは別に可動軸があるのでスナップが利きやすく、
拳を握りしめた表現ができるのが良いです。



商品名にもなっているアドバンスパック。基本のYF-19のファストパックに
VF-25メサイアのスーパーパックと同じタイプのブースターが追加されているのが特徴的。


バトロイド形態に取り付け。
広げた主翼にブースターを取りつけるので大幅にボリュームアップ。

別途、ブースターを支えるスタンドが2個付属していましたが、
主翼の軸固さがしっかりして保持力も十分なので特に必要はなかった感じも。



肩やフクラハギ側面裏面に取り付けられたパック。
フクラハギ裏のみ若干外れやすかったです。


主翼に取り付けたブースターが案外クセモノで、わずかにポージングに影響する感じも。


アドバンスパックを装着したガウォーク形態。
主翼ブースターの干渉がモロに影響を受けていて、腕部を動かすスペースがほぼ皆無に。。。

アドバンスパックを装着しても自立には問題なかったです。


アドバンスパックを装着したファイター形態。
映画ではこの姿でしか登場していないので一番印象深い感じ。
アドバンスパックを装着した場合は、ノーマル時のファイター用台座形状から
パーツ変更する必要があります。



肩部とフクラハギ裏面とが重なり合うので位置合わせがちょっとメンドウ。
脚部もわずかに下側に下げる必要もありますが、専用のロックピンがあるので固定感は良いです。


正規の(?)YF-19が発売されるタイミングでの記事で書くのもアレですが、アドバンスは
マクロスFの版権のあるバンダイがYF-19を発売させるための布石にも感じてしまったり。
変形ギミック各部ロックがしっかりしており、各形態ともしっかり保持してくれるのが良いです。
特にふくらはぎ部分の腕部を収納するスペースのカバーギミックは逸品。
バリアパンチエフェクトもキャラクター性を高めるいい仕事してます。
目玉であるアドバンスパックのブースターがちょっとギミック的に蛇足感はある感じも。。。
主翼パイロンに装着できるミサイル等も付属せず、せっかくあるギミックが活かせないのももったいない。
とはいえ本体はすごく設計が練られた造形で、19でも傑作の部類に入るかと思います。

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