超合金魂の『GX-113 最強機動 ガンダムトライオン3』です。
「ガンダムビルドファイターズトライ」に登場するガンダムトライオン3が超合金魂化。
ZZガンダムをベースに改造されたという設定で、
リクトライオン・ウミトライオン・ソラトライオンの3体のトライマシンが合体してトライオン3となります。
ライオン型メカのリクトライオン。
可愛いイメージすらあったガンプラや設定画よりもシャープなプロポーション。
劇中の大張作画のトライオン3から逆算されたデザインかも。
頭部と足の爪はメッキ処理。ライオン頭の内部には収納されたガンダムの頭部が。
ライオンの鬣とガンダムのアンテナがデザイン的に上手い具合に調和しています。
本体色はメッキパーツ以外は成型色。
トライオン3への合体時はバックパックになるので合金パーツの少なさは仕方なしといったところ。
本体上部には砲台のツインキャノンが設置。尻尾が短めな印象。
可動。
ライオンの口は開閉可動。変形ギミックの軸を使って頭部を上下可動させることも。
4本の脚はそれぞれ可動。胴体にはボール接続。前脚側面のプレートはロール可動。
背中のツインキャノンは軸可動で上下にスイング。側面の砲身は左右にスイング可動。
腹部にアダプターパーツを取り付けることで台座への接続が可能になっています。
アレンジされたことで元デザインから垢ぬけた精悍な顔つきに仕上がっています。
重量が軽いので別売りのクリップ式台座を使って宙に浮かせてディスプレイすることも。
可動部位も必要最低限な可動域が確保されているので、4足動物らしい動きにも対応しています。
マンタ型メカのウミトライオン。
本体色は成型色がメイン。ウイングなど部分的に塗装されていますが、大半の色分けはパーツ分割で再現されています。
関節部には合金パーツが採用されていますが、ウミトライオン形状単体では特に必要とするギミックはなし。
トライオン3時には胴体と腕部を形成。
デザインのベースになっているのはZZガンダムのコアトップ。
名前の通り水中型メカですが、飛行することも可能ということなので、
宙に浮かせるスタンドがないのが残念。
底部にアダプターパーツを取り付けることでウミトライオンも台座への接続が可能になっています。
イヌワシ型メカのソラトライオン。
トライオン3時には脚部を構成するメカということで、合金パーツが多め。
3機のトライマシンの中で断トツに重量があります。
台座に接続するアダプターは頭部の裏側、トライオン3時の股関節にあたる箇所に接続。
フェザーストームパーツを装着して台座にディスプレイした状態。
鳥型メカなので宙に浮かせたディスプレイのほうがポージングしやすくなります。
脚部担当のメカなのでZZガンダムのコアベースのパーツ構成に近いです。
爪部分のスカイグラップル。
上下の爪はスイング可動。上の爪は節ごとに可動。
脚部は腰のフロントアーマー部分が干渉しやすいので深く曲げたりはできない感じ。
翼パーツは先端の部分でも可動。
頭部はトライオン3の武器、超咆剣になるので可動がないのは致し方なし。
台座に各トライマシンを乗せてディスプレイ。
台座正面にはメッキ処理されたプレートが設置されています。
台座の支柱はリクトライオン用とウミトライオン用のものとは互換性があります。
支柱の角度が上向きか、下向きかの違い。
台座は3分割することが可能なので、横一列に並べてディスプレイすることも。
リクトライオンに、「ソラトライオンの頭部・フェザーストーム」「ウミトライオンの尻尾」を取り付けて
超合金魂オリジナル形態のダイリクトライオンに。
ダイリクトライオンの再現にはリクトライオンのツインキャノンの基部のジョイントを引き出し、各パーツを接続。
ツインキャノンの前にソラトライオンの頭部を接続。後ろにウミトライオンの尻尾を接続。
ビーストチャージ。
トライオン3はガンダムビルドファイターズトライが原作になっていますが
超合金魂化にあたって、架空の単独のアニメ作品の世界観をイメージしてギミックが盛り込まれています。
陸海空のコンバーチャージ形態のダイリクトライオンもその一部。
トライオン3に合体。まずソラトライオンから。
頭部とフェザーストームを取り外し。
カカト部分のロックピンをヒザ関節内部から外して、スネを側面をレールでスライドさせてソールを上下反転。
ZZのコアベースの脚部の変形をイメージしたほうが手順がわかりやすい感じ。
スネ側面のカバーを開いて足首関節を外側に引き出し。
連動してノズル部分が内部に引きこまれます。
スネ側面カバーを閉じて足首関節の位置を固定。カバーパーツは若干、ハの字気味に開いた状態に。
足首を180度回転させて爪先を脚部のスカイグラップル側に向けます。
畳まれた爪先を起こして、カカトのロックピンを内部に畳みます。
スネパーツ全体をヒザ下位置にまでスライドさせて、ヒザ正面の両ダクトパーツをフックでピンに引っ掛けて、レール可動がスライドしないようにロックをかけます。
畳んでいたスカイグラップルは再度展開。
続いて、ウミトライオンの変形。
まず、後部の尻尾パーツを取り外し。
トライオン3の肩部になる部位。側面のプレートを180度回転させてから、肩アーマー上に重なるように内側に倒します。
青い肩パーツは下に傾けて水平に。
前腕部分は両側面のカバーを開いて、ノズルパーツを180度回転させてハンドパーツを露出。
ハンドパーツはヒンジでクランク状に折りたたまれているので伸ばして水平に。
胴体中央のウミトライオンの顔部分を変形。
腹部内側のカバーを上げ、顔部分ごと腹部側に倒します。カバーパーツは腹部にピン接続します。
背面に収納されたバックパック接続用のピンを外側に押し出します。
続いてリクトライオンの変形。
尻尾を内部に収納し、両足を折りたたみ。前脚側面のプレートを下側に回転させます。
ライオン頭部パーツと繋がった多重関節のヒンジパーツを前側に引き延ばし。
ライオンの頭部の中に収納されたガンダムの頭部を展開。
黄色の襟パーツを内部のレールでスライドさせて引き出し。そのままガンダム頭部を上に引き上げ。
首を後ろに倒してフェイスを正面に。
トライオン3のバックパックと頭部の完成。
ガンダム頭部の襟パーツのスライド展開にコツがいるっぽく、樹脂パーツのテンションありきの可動なのでパーツが白化しやすいのが難点。無理やり動かすと折れてしまいそう。
変形させたウミトライオンとソラトライオンを合体。腰の部分で軸接続します。
背中のジョイントにリクトライオンが変形したバックパックを装着。
バックパックに繋がったヒンジを前側に倒して頭部を接続。
肩のダクトと襟パーツでウミトライオン側に固定。
最強起動ガンダムトライオン3の完成。
設定画よりもバリ作画っぽいプロポーションにアレンジされているのが特徴。
本体の配色は部位ごとに階調を変えた色が使われているので単調な感じはしません。
頭部はハイメガキャノンやアンテナが大きく、
胸の正面にセットされたライオンの頭部もメッキ処理なので見栄えが良いです。
リクトライオン側の変形部位で、胴体にセットした肩ダクトや頭部の襟周りの固定が甘く、
ちょっと動かすだけで浮いてしまうのが難点。
元はメタルビルドで開発されていた商品が超合金魂に鞍替えしたとのことで
プロポーションやディティールはメタルビルドらしい面影が残っています。
パーツ大半のメインカラーは成型色仕上げなので全体的に安っぽい雰囲気に落ち着いてしまっているのが勿体ない気もします。
脚部には合金パーツが多く使われて重量があるので自立は安定しています。
背面のツインキャノンにはビームサーベルのグリップもマウントされています。トライオン3の全長はガンプラの1/100くらいのスケール。
可動。各関節は固めに調整されています。
頭部はボール可動。青い肩パーツは前後のプレートが開いて展開。
上腕はロール可動。ヒジは90度ほど折り曲げ可能。腰はロール可動。
肩関節を引き出して腕を前側に向けることも可能。
ヒジ関節は前腕側にロール軸が設けられています。ヒジの六角形のパーツはわずかに可動。
フトモモは股関節部で90度ほど上げられます。ヒザ関節は2重可動。
開脚幅は広め。足首の可動域も広めなので接地性は高め。
背中のダブルキャノネードはアームを引き起こして正面に向けることも可能。
前腕を射出するアームドブースター。所謂ロケットパンチ。
前腕を取り外してウイングシールドを左右に向けます。
ハンドパーツは変形用の他に大きいサイズのパーツも付属。
前腕を取り外した箇所にバーニアエフェクトを取り付けて完成。
バーニアエフェクトパーツには台座アームの接続穴が設けられています。
台座を分割し、付属のサポートアームでアームドブースターをディスプレイすることも可能。
サポートアームを台座に接続するときは専用のアダプターを介します。
ブーメランスタッガ。
大型のブーメランパーツが別途付属。
ブーメランスタッガパーツ使用時は、頭部のアンテナを取り外します。
背中のキャノンのホルダーに収納されたハイパービームサーベル。
ビーム刃パーツは2本付属。
超咆剣を胸部のライオンの口から引き出す演出を再現するパーツ。
グリップは演出専用のパーツを使用。クリアーパーツのエフェクトを上アゴ部分に固定します。
ソラトライオンの頭部にウミトライオンの尻尾を接続し、側面にハイパービームサーベルのグリップを接続。
ソラトライオン頭部のクチバシに刀身パーツを接続。側面に羽状のエフェクトを装着します。
刀身部分はトライオン3よりも全長が長く迫力があります。接続軸が薄いので取り回しに注意が必要。
台座にディスプレイ。台座アダプターはソラトライオンのものを使用し、股関節の間に接続。
サポートアーム先端にクリップを接続して超咆剣を支えることも。
バックパックをダイリクトライオン仕様にすることで、トライオン3コンバーに。
こちらも超合金魂用に設定された架空アニメのパワーアップ形態。余剰パーツが本体に収納できるのが利点。
最強起動トライオン3という架空のアニメ作品として設定された商品ということもあり
変に「ガンダム」であると意識しなくて済むので動かして遊ぶのに心にストレスがない感じ。
ダブルキャノネード展開。ハイメガキャノンを撃っているイメージで。
ハイパービームサーベルを抜刀。
ビルドファイターズトライでは使用していない武器ですが、手持ち武器が増えたので有るに越したことはないです。
ブーメランスタッガ。
肩回りの可動がデザインの割には広く可動するのでブーメランを投げる所作も再現可能。
超咆剣。
直接グリップを掴むのは可動域的に無理やり動かしています。
超咆剣ハイパーミノフスキー。
クリアーパーツの刀身には先端に向かって粒子が収束しているイメージのモールドが施されています。
超咆剣はグリップが長いので両手持ちも楽。
手首軸は可動ヒンジもあり、ハンドパーツによっては固くてはめにくいものもあるので
ドライヤーで温めながら接続する感じでした。
超合金魂としては初のガンダムが商品化。
正史のメカではなくスーパーロボット枠のトライオン3なので合体玩具として受け入れやすい内容。
逆にこれがガンダムの玩具として評価するとギミックや造形にアレコレ言いたくなってしまうのがガンオタの困ったところ。
当初はメタルビルドとして開発されていただけあって、各形態ともプロポーションは尖った風格にアレンジされていて、超合金魂らしからぬ繊細なディティールと可動域があります。
唯一気になるところでは合体時に、肩のダクト部分と襟元が浮きやすく、しっかり形態維持できないのが難点。