聖闘士聖衣神話EX：ジェミニサガレビュー

マイスシリーズの新ブランド、聖闘士聖衣神話EXの『ジェミニサガ』です。
以前にもジェミニサガは発売されていて、単なる２周目ということではなく、
ユーザーアンケートから生まれた不満点や、新しいプレイバリューを加えた商品に仕上がっています。
スマートに変更されたプロポーション・可動範囲の向上・頭部の造形、等々・・・
EXの発表時から不安感はありましたが、いざ手にしてみると、これらの不安はどこへやら。
安定した作りとカッコよさ！！とてもクオリティーの高いフィギュアになっています。
これからのEXにも期待が大いに高まります！！

EXサガ素体。素体として鑑賞するには、少々不恰好。
肌は成型色の色合いがそのまま採用されています。（今まではフェイス部などは塗装されていました）
全体的に”彫り”が深く、メリハリの利いた造形になっているのも目を引きます。
素体手首なんて、どうやって型から抜いたの？って思うくらい立体的。

首付け根はボールジョイントから、figmaなどのような関節軸に変更。
後ろ髪付け根はリング状になっていて、旧版サガのようにポロリすることはありません。
腕の関節可動はこのくらい。腕を交差させられるくらいには可動範囲が上がっています。

胸部は胸部分で前後可動。腹部で横ロール可動します。
３ｒｄ素体では一番の弱点だったまた関節もPOM素材を採用することで、相当強固なものに。

脚部も立てヒザが出来るくらいには。今までの素体はキレイな立てヒザが出来なかったので嬉しい。
・・・と、ここまで素体の関節可動を紹介してきましたが、コレには訳があります。
何故ならそれは、聖衣装着時にもこれらの可動範囲が全て殺されること無く動くから！！
当たり前のようでいて、何気にものすごい進化なんですよ。
今までは《フルプレートタイプ》のアーマーを装着するモノは、
総じて素体の可動範囲なんて無きに等しかったですからねぇ。
そういう意味では、黄金聖闘士の中で一番聖衣面積の多いジェミニを第一弾に持ってきたのは
最高のプレゼンだと思います。

聖衣装着！！
発売前から指摘されていましたが、腹部などが、可動範囲確保のためにデザイン変更されているようです。
個人的にはちょっと気になるのですが、ソレを差し引いてもカッコいいプロポーション。
フロントアーマーと、ヘルメットの上部が若干、ポロリしやすい感じではありますが
さほど気にはならない感じ。

何気に気合入っているなぁと思ったのは、メッキプラパーツのゲート後がリペイントされている点（笑）
聖衣はダイキャスト多めで、プラパーツは腹部やスネ部分だけなど数箇所にしか使われていません。
これまでは、ダイキャストとプラのメッキの色合いの違いに違和感ありましたが
素材を統一することでこういった問題も解消されているようにも思えます。

可動の妨げになりやすい
肩部や、腰周りのアーマーは多関節のジョイントやボールジョイントなどで接続されています。

旧版では布で再現されていたマントは、プラパーツに変更されています。
背中のアーマーパーツを差し替えてマントを取り付けます。
マントには可動軸が設けられているので、様々な表情をつけられるようになっています。
布製のマントでは《動き》が出しづらかったですからね。これは大歓迎な仕様変更です。

マントを装着した姿。

頭部アップ。
頭部の造形には好みもあると思いますが、個人的には好きですね。
ちなみに、EXでは頭部は頭部。聖衣は聖衣の専属の造形氏さんで統一していくみたいですね。
これでモノによっては頭部のクオリティーがバラバラといったことは少なくなりそう。

通常フェイスのほかに、
・閉眼フェイス
・叫びフェイス
・謎の男フェイス
・悪サガフェイス
が付属していました。
謎の男フェイスは、素体肌も黒くないとジェミニの番人を完全再現出来ないのが辛いところ。
悪サガフェイスは、髪の毛パーツも専用カラーのものが付属しています。

初回限定購入特典として付属してきた、《ギャラクシアンエクスプロージョン》エフェクトパーツ。
３パーツ構成。大きさ・重さともにかなりのもの。

GEエフェクトは、別売りの《聖闘士聖衣神話EX：専用ディスプレイステージ》に取り付けるようになっています。
聖闘士聖衣神話EX：専用ディスプレイステージ
つまり、一緒に買ってね。ということなのだろーか？？？
EXサガの可動範囲の恩恵で、腕を交差させるポーズも難なく出来るのが嬉しいところ。