聖闘士聖衣神話EXの『アリエスシオン ～聖戦Version～』です。
聖衣神話的には、これまではファンアイテム的な位置づけが印象的だったシオンが
黄金聖衣版（聖戦Version）として一般販売されました。
物語では冥衣アリエスとして登場しましたが、ライブラ童虎と共に、現代と前聖戦とを繋ぐ
キャラクターであるので当然、過去に黄金聖衣を纏った姿も存在するわけです。
とはいえ、黄金聖衣を纏ったシーンは本編では１カットのみの登場だったため
商品化するほどのものかはある種微妙。メーカーの配球にユーザーが捌ききれない印象も。
シオン素体。
肌の色が変わり、その他は頭部以外はムウと共通なので素体カラーも緑色です。
アンダーウェアのカラーが変更されていればだいぶ印象が変わったと思うんですが。。。
聖闘士聖衣神話EX ： アリエス ムウ
聖衣装着。
頭髪のボリュームが多めなものの、肩の角とのクリアランスは設けられた造形なので
ムウのときよりも左右への頭部の可動域は広めに感じます。
ムウのときは股関節が緩く、素立ちのバランスも微妙な感じでしたが
今回のシオンは割りと固めだったので助かりました。
フェイス部。フェイスパーツは《通常・叫び・閉眼》の３種類付属していました。
神話EXのフェイスも冥衣サガ以降、妙に顔の厚みがふっくらした感じですが
頭髪も造形がシャープで細かいですし、旧作のものよりも良い顔立ちに思えます。
マントの装着方法も変わらず。
背中に羊の頭部にある角パーツを、マントパーツの基部に差し替える方式。
マスク装着時のフェイスも。前髪パーツはマスク装着専用のものに交換します。
原作版風の角パーツも。角の可動ギミックも健在。
角のスジの部分に可動部が設けられているので、角の角度を変えられます。
《聖衣修復工具》も付属していました。
車田原作では、シオンが聖衣の修復師と言及されていた描写は無かった気もしますが
ロストキャンバスでは割りと普通に聖衣の修復をしていたので、アリと言えばアリですが。
やっぱりイメージとはかけ離れたオプションな気も。。。
スターライトエクスティンクション！
フィギュアーツDBのエフェクトを使ってます。
教皇シオン出陣的な。
無印神話のキャンペーン品シオンに付属していた法衣は、EX素体とは肩幅など体格が違っていて
着せるのはサイズがあわない感じでした。
聖闘士聖衣神話：教皇シオン（香港版）
聖闘士聖衣神話：教皇シオン
アリエスの聖衣オブジェ形態（アニメデザイン版）
オブジェの形状・ギミックもムウのときと変わらずです。
羊の頭部にあたるパーツを組み替えて原作版風オブジェに。
【画像左：アニメ版 画像右：原作版】
角の基部のジョイントを、可動ジョイントから非可動のものにするパーツもあります。
ムウのリデコ品とはいうものの、頭部パーツ以外の変更点はなくてイマイチ満足感が満たされない気が。
造形そのものは決して悪いものではなく、不満点が無いのが救いですが、
シオンとしてのプレイバリューが乏しく感じられたり、
無印神話版であれだけ連発されたシオンのアイテムも毎回、何かしらサプライズ的なものが
用意されていただけに同じアリエスのムウと殆ど変わらないのは残念です。
価格的な面でもムウから定価で１，８００円アップされて付属パーツも減っているので
アリエス冥衣版のほうを発売しても良かった気もしつつ、メインの黄金１２人もEXで揃っていない中で
ユーザー側には無意味な延命で割り込んできたシオンの評価点は悪すぎだと思います。
時期が違えば印象度は変わった気もするのですが。
