超合金魂:GX-101 大鉄人17 [レビュー]

超合金魂の『GX-101 大鉄人17』です。




超合金魂GX-101 大鉄人17(ワンセブン)全身像。
シリーズ100番台を超えた記念すべき101番目は旧超合金で売り上げ好調であった特撮ロボ。
特撮の着ぐるみ調の柔らかいプロポーションではなく、面構成のハッキリしたインダストリアルモデルで立体化。

全高は180ミリ程度と、超合金魂のスタンダードサイズ。
合金パーツは胴と脚部を中心に使用され、重量はなかなかのもの。

後述するグラビトンユニットの発光ギミックで各色に点灯するため
頭部はステンドガラスのようなパターンの両眼はクリアーパーツ。


本体色の青色箇所は塗装。赤と黒のパーツは変形時のコスレを懸念してか成型色で再現。


各部のディティールも劇中通りに再現。




可動。頭部と肩軸は上に引き上げることで若干稼動域が広がる構造。
頭部はボール可動。肩と二の腕は独立して可動。肩関節とヒジはクリック関節。
前腕部とヒジ部分にロール可動。


脚部は変形機構の恩恵で前側にモモ・ヒザ・足首が大きく曲がります。
股関節の軸固さが異常に固いのでシリコンスプレーを吹くなどの対策をしたほうが良さげ。
太もも部でロール可動。開脚時は腰サイドのプレートが可動し脚部が大きく広がる構造。
足首も引き出し関節で接地性は良好。

腹部のパネルを左右に開くことで必殺技のグラビトン攻撃の再現も。

スネ部分の開閉式のカバー内にはミサイル口のディティール。つま先のカバーが開閉。



付属パーツ。


グラビトンユニット。旧超合金をリスペクトしたパーツで
超合金魂では発光・音声ギミックが内蔵。中央の赤い箇所がスピーカー。
ワンセブンの胴体カバー内に収納することができ、目の発光位置に合わせるためユニットが大きめ。


ユニット左右のボタンの同時押しで音声内容が切り替わり、その音声に合わせて目の部分が発光。
起動音グラビトン発射音などの効果音と、後日発売のワンエイトと絡ませる音声が収録。
ボタンの同時押しのランダムでシークレット音声で「サブロー君」と呼びかけます。
発光色は白→緑→赤→黄に切り替わり、発光時間は3秒ほどで音声時間とシンクロしてないのと音量が小さいのが難点。



サブローの乗るサブマシンが2種。



シグコンタンクとシグコンジェット。

シグコンタンクとサブマシンはワンセブンの足首のカバー内に収納できます。




可動箇所が乏しいので戦闘ワンセブンでのポージングは単調になりがち。
グラビトンユニットの収納スペースがあるため肩回りや腰にあたる部分の可動が無いのが難点。


交換ハンドパーツは平手のみ。

グラビトン攻撃。発射前の腕を左右に交差する動きもできないのでイマイチ満足感が満たされない。
腰がわずかにロールできただけでも大分違ったと思うけど。。。



要塞ワンセブンに変形。グラビトンユニットを装着している場合は取り外しておきます。
頭頂部のブロックを下にスライドし、目の部分を覆い隠します。


胸部のカバーを上げ、腹部側面のカバーを内部に収納。
ヒジと手首を90度曲げ、胴体内のスペースに腕部を収納。

胸部のカバーを閉じて上半身の変形完了。


脚部の変形。足首側面のピンを露出させ、左右の足首を繋ぎます。
ふくらはぎのカバーを内部に収納し、股関節部とヒザを折り曲げていき、
足首の軸を引き出しつつ各ブロックを畳んでいきます。

脚部の変形完了。

背面のアンテナユニットを起こし要塞ワンセブンの完成。
アンテナユニットは破損防止のためか外れやすいです。


要塞ワンセブン。脚部を畳んだことでよりコンパクトに。


畳んだ股関節内にノズル風のモールドが。

要塞ワンセブン上部のピンに、サブマシンやシグコンジェットを差し込んで固定できます。
シグコンジェットは駐機状態の造形ではないのでやや大味。



飛行ワンセブンに変形。上部のアンテナを収納し、各ウイングを展開して変形完了。


飛行ワンセブン。
超合金魂定番な台座も付属せず、合金で重いので宙に浮かした状態にできないのが残念。


ソール裏にもモールドが施されています。



ウリになっているグラビトンユニットの発光・音声ギミックもパターンが少なく単調な感じ。
そのグラビトンユニットを胴体内にの収納する都合上、上半身の可動ポイントが寂しいものになっており
アクション性は決定版とはいえない内容にも感じます。巣立ち→変形ギミックを中心として考えると価値感は変わる感じ。

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