ROBOT魂 の『スカルマ』です。
聖戦士ダンバインのオーラファンタズム枠からスカルマが立体化。
通常のオーラバトラーの装甲は強獣の甲羅を使用しているのに対して
スカルマは強獣の骨から製造されたという設定らしく、外観が死神を模した
骨骸騎士のような禍々しい風合い。
バストールをベースにしたデザインということもあって頭部に名残が。
元のバストールも大きめのオーラバトラーなだけあって、スカルマも全高が高め。
可動フィギュアとしての強度確保のためか、元になった細身なイラストよりも若干太めにアレンジされている感じ。
ROBOT魂 :バストール
骨格の微妙な曲面が造形され、本体色も質感を損なわないツヤ消し成型色で再現。
頭部の眼にあたる部分はメタリック塗装。アンテナ基部に紋章のモールド。
キャノピー周辺やツメ部分などの一部が光沢になっているためメリハリがあります。
アンテナやハンドパーツのツメが細く、硬質プラで成型されているので破損が怖い。
四肢など細身な箇所にも可動があり、違和感のない見た目に。
爪先も細く独特な形状なためバランス取りにややコツがいりますが、しっかりとした自立は可能。
全体的に細い軸接続の箇所が多いので繊細な扱いが要求される感じ。
スタンドの接続部は股下に設けられています。
オーラコンバーターは薄めな造形。裏側のフィン部分が塗装。
副腕はコンバーター基部に取り付けられています。
可動。頭部はボール可動。首元で前後にスイング。腕は肩軸でボール接続。
肩先端部分のフィンや前腕のツメがスイング可動。
ヒジ可動は二の腕と前腕部分で異なる向きに可動し、それぞれ90度程曲がる構造。
胸部と腰を繋ぐ箇所でわずかに前後にスイング。腹部のロール可動域は狭い感じ。
腹部のキャノピーは開閉可能。
オーラコンバーターと小羽はボール接続で可動。小羽の接続基部のブロックが上下のスイング可動。
副腕はコンバータ側面に軸接続。基部、ヒジ、手首が軸可動。ツメ部分もボール軸でわずかに可動。
脚部の可動。腰中央から伸びた左右の突起は腹部の可動の干渉を抑えるために独立可動。
股関節やヒザは軸可動。ヒザ関節は細いこともあって保持力がやや頼りない感じ。
ヒザのケーブルはビニール素材でヒザを深く曲げるとふくらはぎの接続部から抜けやすいです。
爪先や節ごとに可動。足首とツメの先端はボール接続。開脚時は爪先の軸で接地を調整。
付属パーツ。頭部のアンテナは予備パーツも付属。
ROBOT魂オリジナル武器の大鎌。2パーツ構成で接続部のグリップ部分は金属軸で芯打ちされています。
専用の持ち手は軟質パーツ。
片手で持つのはやや難儀。福腕で支える等やりようはあるので構えさせにくいということは無し。
オーラファンタズムらしく刃先に彫刻が施されています。
つま先の可動軸が固めに調整されているので自立に苦労することは特になかったですが
ヒザ関節がやや弱いので踏ん張ったポーズなどは難儀するときも。
プラ主体で細身な体形だけあって重量も軽い為、スタンドを使って宙に浮かせるのも余裕。
肉付けのない骨格そのものが機体シルエットになっており、4本腕というデザインも相まって
オーラバトラーとしてはかなり異質な存在感。
いつもの延命オーラファンタズム枠からラインナップ。
価格はこのシリーズのオーラバトラーとしては高いけど、完璧と言えるくらいの造形美。
実際に触ってみなければ伝わらない細部にまで行き届いたディテールなど
騎士らしくアレンジされることの多いオーラファンタズムでも異質なデザインという事でインパクトが強いです。
オリジナルの大鎌もスカルマのデザインと合っており、死神っぽいキャラクター性が付加されているのも面白い。
売れなければ即打ちきりなROBOT魂でシリーズが継続しているだけでもファンには嬉しいところ。