超合金魂 : GX-75 マジンカイザー [レビュー]

超合金魂の『マジンカイザー』です。
数々のマジンガーを輩出した超合金魂シリーズで、今までありそうでなかったマジンカイザーが
超合金魂20周年にして、やっと発売です。
関節パーツなどに電解金メッキが使用されてるなど、特別感があります。



パッケージ内から取り出すと、最近のD.C.(ダイナミッククラシックス)マジンガー同様、
頭部のパイルダーは未接続。目も消灯状態となっています。

今回のマジンカイザーはD.C.名義ではないですが、付属の台座はD.C.シリーズの台座。
(銘板はダイナミッククラシックスと書かれてますが・・・)

本体を台座に接続する固定用のアームはD.C.定番の「支柱タイプ」と「アームタイプ」の2種類。

アーム先端のパーツはピン状のタイプ【画像左】とクリップタイプ【画像中】が付属。
今回はアーム先端のパーツにカイザースクランダー用のジョイントパーツ【画像右】も新たに付属。


台座上部はフタになっており、中には付属パーツのブリスターが収納されています。

その他付属パーツ。





カイザーパイルダー。
通常形状のもの【画像左】と、合体用【画像右】の2種。
特にギミックは無いので、通常形態のものはディスプレイ専用。


パイルダーオン!フェイスパーツを発光状態のパーツに差し替え。
カイザーパイルダーは合体用のものを頭頂部に接続。
マスク部分の塗装の塗り分けは非常に細かいです。


マジンカイザー全体像。ゲーム版など色々なマジンカイザーがありますが、
超合金魂版のプロポーションはOVA版準拠とのこと。案外、外装の合金パーツの使用率が少な目?
関節など一部の金色カラーは電解メッキが施されているとのことで、
半ツヤ気味の外装との光沢感にメリハリがあって、立体映えします。


電解メッキのパーツは肩パーツの内側(裏打ち部)にまで使用されてますね。
胸部中央はクリアーパーツ。「Z」の刻印もされてます。


胸部の放熱板の先端や、前腕の突起はシャープ。

銀色部分は塗装。本体色の黒は微妙に藍色ぽい感じ。

最近のD.C.マジンガーZ・グレートマジンガーと並べて。
マジンカイザーはマジンガーZよりも大きいものの、合金使用率の関係か、
あまり重量が変わらない気も。




可動域。肩アーマーは独立して可動するものの、腕は水平まで上がらず。
上腕部でロール可動。ヒジは前腕部の可動部との2重関節で深く曲げられるように。

前腕部は取り外し可能で、ターボスマッシャーパンチの再現も。

胸部の放熱板は上方に可動。腕部の動きに干渉しない構造に。
胴体内部に引き出し式の肩関節があるため、若干前方にスイングさせることも。

頭部のツノは可動。冷凍ビームの再現が可能。

胸部と腹部は反らしの可動は不可で、前のみにスイング。
襟周りで首を前方にスイングする可動軸がありますが、飛行ポーズなどで頭部を上に向ける動作は不可能。
腰部分はロール可動のみですが、動く範囲は狭め。

ベルト部分のカバーパーツを外せば、ギガントミサイルの弾頭が露出。

股関節の球体部分で脚部がロール可動。
ヒザ関節を動かしたとき、ふくらはぎカバーが収納するギミックがあり。

普段は埋まり気味のソール部分は、足首関節が引き出し式で可動域が若干広がるように。
ツマ先も前後に可動。


開脚は広め。足首部分の可動が若干狭いので接地性はイマイチ。
股関節は引き出し式で可動域が上がるようですが、引き出せる範囲はほんのわずかで効果は微妙。



肩パーツの上部を取り外して、カイザーブレードの柄のパーツを交換。
カイザーブレードを取り出す状態を再現可能。左右同じギミックがあり。


カイザーブレード。刀身部分は銀塗装。
ハンドパーツに持たせるときは柄の後ろの球体を外し、ハンドパーツの穴に通す方式。
カイザーブレードは2本付属。


胸部の金色エンブレムパーツを別パーツに交換。ファイナルカイザーブレードの柄のパーツを差し込めば、
ファイナルカイザーブレードを取り出すシーンの再現も可能。

ファイナルカイザーブレード。普通のカイザーブレードより一回り大きめ。
赤い部分はクリアーパーツ。

カイザーブレードやファイナルカイザーブレードを持たせるハンドパーツは
手首に角度がついたものも左右分付属してました。




カイザースクランダー。主翼は単なる平面ではなく微妙な反りがあります。
羽部分は固定。



マジンカイザーにドッキングするジョイント部分は収納式。
ジョイント部分に魂ステージを接続可能。

付属の台座のアーム部分にカイザースクランダーを取り付け可能。
支柱タイプのアームの後ろ側にしかジョイントを取り付けられないので、
可動アームにカイザースクランダーを取り付けることは不可。


カイザースクランダー交換用の主翼。翼は基部で差し替え。
前進翼の形状になっており、反りの形状も若干異なります。
翼の取り付けピンは太さが違うので左右判別できるようになってます。

この形状の翼でも台座に展示可能。

交換用の主翼は前後スイング・ロール可動。ドッキング後は腕の可動に干渉しない構造に。


マジンカイザーの背中カバーを取り外した箇所にカイザースクランダーをドッキング可能。
背中の上下に取り付けできるように。
下側に取り付けるときは別パーツのジョイントパーツを介するようになってます。
なぜこういうギミックになったのか、解説が欲しかった気も。



マジンカイザーにカイザースクランダーを取り付けた状態。
全幅が大きく広がりますが自立には問題が無い感じです。存在感が圧倒的。



台座のピン状ジョイントは、マジンカイザーの背中上側のジョイント穴に接続。
クリップタイプは腰部分に引っ掛けて固定。


カイザースクランダーをドッキングしている状態だと、台座のアームが使えないので
別々に展示することに。ここら辺はもうちょっと工夫があってもよかったと思うけど。



パイルダーオン


ファイヤーブラスター。












ドッキング。D.C.のマジンガー程度ならアームのネジを締めれば
何とか飛行ポーズをとらせることは出来ましたが、マジンカイザーは大きすぎてちょっと難しめ。




やっと発売された超合金魂版のマジンカイザーなので、ギミック面など構造はかなりプレーンな感じで
プロポーションなど万人向けにまとまっている感じもします。解説書には試作ギミックなど
野心的な要素も検討していたようでしたが、製品は割と普通。
可動箇所は思ったより動かず、かなり微妙。D.C.も同様の可動域なのですが、マジンカイザーの場合、
剣を使ったアクションなど、原作が派手なポーズが多めだったので、ちょっと拍子抜け。
個人的には合金使用率が低めかな?と思いましたが、電解メッキとか価格的に影響してるんでしょうか???
商品構成はクセも少なく無難なものの、上品な仕上がりになっているので、好感が持てます。

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