聖闘士聖衣神話EXの『オピュクスオデッセウス』です。
オデッセウス素体。
通常の素体であった十三番目の黄金聖闘士から、EX METAL素体に変更。
リデコ品の枠ということもあり、新造品では削除される素手のパーツが装着されています。
聖衣装着。
商品のベースとなったのは2017年にイベントで発売された神話EX「十三番目の黄金聖闘士」。
18年かけて連載された聖闘士星矢の続編、「NEXT DIMENSION 冥王神話」が完結したことで
物語のカギとなる「蛇遣座オピュクスオデッセウス」が発売されました。
フェイス・頭髪パーツは新規造形。
聖衣パーツの造形は一部を除いて十三番目の黄金聖闘士と共通。
「十三番目の黄金聖闘士」の発売当時はオデッセウスが原作での登場間もないころであったため、
何れは「オピュクスオデッセウス」名義で発売される雰囲気はあったものの、
ベースになった十三番目の黄金聖闘士が商材としては見切り発車で企画された印象があるので、
オデッセウスではどこがアップデートされるのか期待感がありました。
聖衣カラーはやや青味がかった黄金色に。
NEXT DIMENSIONのカラーも深みのない黄色なので違和感のある感じはなかったです。
蛇遣座の聖衣は装着するパーツ点数が多いもののEX METAL素体の恩恵でしっかりと自立が可能。
後ろ髪も地に着くほど長いので自立は3点支持に。
髪型が特徴的なオデッセウス。雰囲気は出ているけど、原作作画じゃサラサラヘアーだったので、
ここまでモヤシを生やしたような髪型なイメージではなかったです。
聖衣パーツが共通なので十三番目の黄金聖闘士と同じく、背中で畳まれた羽は開くことが可能。
尾のパーツは専用のパーツを介して、オブジェの伸びた尾を接続することも。
羽を展開した状態。分解装着図的には尾の中に杖が収納されているとか。。。
比較。「十三番目の黄金聖闘士」は原作の蛇遣座の黄金聖闘士のシルエットのみで造形されたものなので所謂OCE版カラーの仕様。
オデッセウスは聖衣を覆い隠すほどの長髪なので印象は結構違って見えます。
聖闘士聖衣神話EX : 十三番目の黄金聖闘士 ~ORIGINAL COLOR EDITION~
胸部の聖衣パーツの構造が「十三番目の黄金聖闘士」から変更されています。
オデッセウスの後髪を逃がすために、襟のパーツの中央に切り欠きが設けられ、側面の襟は分割可能に。
オブジェに換装するときは専用の襟パーツを装着する仕様になっていました。
付属パーツ。
名ありのキャラになったことでフェイスやハンドパーツが増えています。
コミックスの聖闘士星矢NEXT DIMENSION 冥王神話の最終巻(16巻)が封入。
特装版ということでメタリックの箔が入った表紙カバーに変更。内容は通常版のコミックと同じ。
フェイスパーツは《通常・閉眼・流し目・技発動時》の4種類。
マスク装着時は表情が見えにくい。コスト的な問題もあると思うけど、
アスクレピオスに憑依された状態のフェイスや頭髪が付属していないのが痛い。
付属のコミックは憑依時のシーンばかりなのでフィギュアといまいちリンクしていない。。。
マスク非装着で。
「技発動時フェイス」はアイプリントが蛇の目のようなデザインになっているのが特徴。
原作を読み直しても通常時から蛇の目になっているので、好みで通常顔と交換しても良い感じ。
アスクレピオスの杖。
形状ギミックともに「十三番目の黄金聖闘士」と同じで、カラーリングのみ変更。
杖を持つハンドパーツはオデッセウス用に新規造形になっています。
背中に装着された羽パーツの基部を外すことで、マントパーツを装着可能。
マントを装着。縁に穴が開いたオデッセウス用に造形されたマントパーツになっています。
他の神話EXに付属するマントパーツと同様に3パーツ構成で中央と左右が独立でスイング可動。
髪のパーツが干渉しやすいので頭部はわずかに左右に振れるのみ。
おぺしましょ。ジェミニの別人格を切り離し。
攻撃技をもたないオデッセウスが専門としているのは医療だとか。
「オペ完了!!我蘇生せり!」
もうこの人だけでハーデス軍を完封できるんじゃないかな。。。
「アスクレピオスの杖!!」
たまに喋るのでアスクレピオスの魂が入っていそうな杖。
ハンドパーツが専用の物になったので杖をしっかりと保持できるように。
2024年に開催中止になった、原作者の原画展で発売される予定だった聖闘士聖衣神話が
今回のオデッセウスだったのではないかと邪推してしまう。
聖闘士聖衣神話: ペガサス星矢 最終青銅聖衣 ~ORIGINAL COLOR EDITION~
技発動フェイスに交換。
同じ蛇目ならアスクレピオスに憑依されかかったアイラインのフェイスがあるだけでもだいぶ印象が変わったと思うけど。。。
「さらばアテナよ」
どうでもいいが、聖闘士なのに武器を使って(以下略)
蛇遣座の黄金聖衣オブジェ形態
オブジェフレーム。
聖衣装着時の羽を展開させた際に接続できる伸びた尾はこのフレームから使用。
「十三番目の黄金聖闘士」では余剰となり、台座内に収納していた襟パーツは
今回、構造が変更されたことで、オブジェの頭部に組み込むことが可能に。
聖衣パーツをオブジェフレームに装着。
基本的な構造は「十三番目の黄金聖闘士」と同じで、とりあえず盛ってみた感がすごいオブジェデザイン。
オブジェのアスクレピオス像を単独で。
通常の黄金聖衣ならこのくらいのボリュームの方がまとまり感がある。
オブジェのスネーク像部分。
聖衣パーツを細かく分割する必要があるので、説明書を見ないと正確に組める自信がない。
オブジェフレームに組めないパーツは台座裏に収納。
収納時の尾パーツと新規の襟パーツの中央部は余剰に。
原作者がデザインしたのか、または玩具屋が考えたのかで評価が変わりそうなオブジェ。
あれだけ匂わせておいて、結局シャイナさんとは全く関係なかった蛇遣座の黄金聖衣。。。
オピュクスオデッセウスが聖闘士星矢NEXT DIMENSION 冥王神話が完結したタイミングで発売。
受注締め切り日まで「在庫あり」が最近の日常だった神話シリーズですが、久しぶりに2次受注まで設定されていました。
(十三番目の黄金聖闘士がアホみたいなプレ値になっていたせいかもしれない・・・)
最近増えつつある、EX METAL素体に変更されたリデコ品枠とはいえ、
胸部パーツなどオデッセウスとしてアップデートされた箇所もあるのが良いです。
新造された頭髪は原作作画とはちょっと違うイメージは初見からあって、
正味なところ、作り直してほしい印象すらありました。
十三番目の黄金聖闘士の発売から8年経過していることや、恐らくオピュクスオデッセウスのフィギュアはこれが最初で最後な感じの不安もあるのでここは妥協するしかないのかも。
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