「寝タバコしてるから、ご飯が炊けたら起こして・・・」
孤独のフィギュア たぶん第10話くらい

秋葉原といえば肉の万世。カツサンドを買ってバスケのコートで食そうかと思ったのだが、
いつの間にかそこの土地にはビルが立ってしまっていた。。。がーんだな。

(うわあ。なんだこの行列。なんのために並んでいるんだ。。。)

(行列がある場所にはきっと何かある。
そう思い、訳もわからず便乗して並んでしまうのも日本人だからかな。ははは。。。)

「チョット!!割り込みは止めてクッサイよー!ピー!!!」
「あ?」

ば!
「秋葉原で行列を作るときはね・・・自由でなんというか報われてなきゃあダメなんだ・・・」

「独りで静かで豊かで・・・」
「がああああ」

「うおオオオオン!!!」
どかーーん

ずざー

「追い出されちゃった・・・」
おそらく俺はあの場所には不釣り合いだったんだろうな。。。。
そんなことを思いつつ、カツサンドを食べ損ねてお腹がモーレツにペコちゃんだ。。。

ぽん

ぽん

ぽん

「そんなわけで、ろくなオチなんか用意してあるわけでも無く、
適当に店に入ってみたシーンなのだが、とりあえずメニューもらえますか?」

(え?なんだこれ??俺はメニューをよこせといったのに・・・)

バラララララ・・・
「うわあ!(なんでこんなとこにメニューが・・・)」

「とりあえずメニューはもういらないんで、この店のオススメの料理を2~3品いただけます?」

とりあえず注文を済ませると気持ちに余裕が出来る。クドイの先にウマイがあるというくらいだ。
この店の料理も相当期待できそうだ。・・・などと、思いつつ
今回の寸劇に登場するフィギュアはブログの記事にしていないものばかりだということに気付く。
記事にはしていないけど実はもっていますよ・・・といったアピールに管理人の小心さが伺える。

(お。きたきたきましたよ)

■ご飯 : ただの白米(おそらくブレンド米)
■パン2個 : 乾いてる(と、小さなバター)
■デザートのスイカ : 丸くて美味そうだ
■ヨーグルトジュース : スーパーで売ってる。生ぬるい
■マジックリン : おしぼり変わり??

(問題はそこでは無いと思うが・・・・これ、何をおかずにして食べたらいいんだ?)
「とりあえずご飯から食べてみるかな・・・」

不思議だった。何故かこの店では二人羽織で客に食べさせるようだ。
本来なら不愉快なサービスなのだが、先ほどの予想通り、突然現れたギャレンが
ブログの記事にしていないフィギュアのひとつということもあって
予想的中した喜びが最高のスパイスになってご飯がススム君だ。

まさかパンを食べるときに強制的にキンタマの位置を直させられるとは思いもよらなかった事態である。

(回転テーブルって、つい回しちゃう。やっぱり男の子だよな)
もはや味が云々では無い満足感だ。。。

(スイカ余っちゃった・・・)
持って帰るが、折角蓄えたカロリーをこんなことで消費するなんて非効率的だよな。。。
そんなことを思いつつ、疲れたら道端でスイカ割りしてトンズラすればいいと思った。

(結局、何の行列だったんだろう・・・)

