GFF METAL COMPOSITE: #1009 RX-78-2ガンダム [THE ORIGIN] レビュー

GFF METAL COMPOSITEの『RX-78-2ガンダム [THE ORIGIN]』です。
所謂、オリジン版ガンダム。そのカトキリファイン版。
オリジンガンダムのデザインは、連載時期や物語の戦局ごとに機体各部位の差異が大きくあり、
今回のGFF化では、《大河原氏の設定画と安彦氏のマンガ作画》のデザインを
融合したようなデザインにリファインされています。
物語の進捗につれて機体装備の換装が行われてきたオリジン版ガンダム。
GFFでは装甲パーツの交換によって《前期型・中期型・後期型》と3つのパターンが再現できるようになっています。



オリジンガンダム全体像。画像は《前期型》といわれる物語初期の装備のもの。
人物デッサンの延長にあるようなデザインの安彦氏の柔らかな作画に比べ、
ハッキリとした線のカトキ氏のリファインとでは、人によっては好みが分かれるかもしれません。
重箱の隅をつつけば、色々と違和感があるのは確か。

玩具の出来自体はそこそこ完成度の高いものの
唯一、難をあげれば各部ごとに塗装精度が異なっている点。

胸部アップ。
《前期型》では肩に、右肩に内蔵バルカン。左肩にショルダーマグナムがあり、
ダクト上部のパネルラインが左右非対称になっているのが特徴。

腕部。左前腕部にはバルカン砲を内蔵。
手首は所謂、《丸指》のデザインが採用されています。

コックピットハッチは、オリジン版では下側に開放するようになっています。中身はカラッポ。
中期型以降では《コア・ポッド》を内蔵する部位ですが、前期型でのコックピットブロックも再現して欲しかったところ。
背面ランドセル部。バーニア部分はボールジョイントで可動します。側面のバーニアは内部に収納可能。
戦局や作画ごとに変化のあるランドセル部。今回のGFFでは高機動型の一種類のみ付属です。

脚部。内部フレームにはダイキャスト製のパーツが採用されていて、重量感、安定感ともに良いです。
可動範囲も広く設計されていて、様々なアクションポーズにも対応できるようになっています。
ふくらはぎの内部にはバーニアが内蔵されています。

頭部。塗装難が著しいところ。いかにもカトキ風な面構え。
オリジン版では目がピンク色になっているのが特徴で、GFFでもちゃんと再現されています。
アンテナは標準で軟質製のものが取り付けされていますが、
別パーツでプラ製のもの、アンテナ部が黄色いものとが別途付属していました。


《前期型》で装備していた《ビームライフル》
左右非対称のデザインはしっかり再現されています。スコープ部、フォアグリップが可動するようになっています。

《シールド》
大河原設定画では、逆さ持ちしています。GFFでもそれは再現可能。
シールド裏側には各種武装をマウント出来るようになっています。


《バズーカ》
弾倉部分は取り外し可能。バズーカは2本付属しています。

《ビームサーベル》
柄のパーツは4本付属しています。

大河原設定画の印象からか、オリジン版ガンダムでは最も特徴的な武器である《ショルダーキャノン》
ランドセルのビームサーベルホルダーを換装して取り付けます。砲身は前面に可動可能。
キャノンの使用頻度は少なく、物語中盤以降では装備しなくなってしまいましたね。
《前期型》を代表する装備かもしれません。


ビームライフル・バズーカは腰部分のホルダーに懸架できます。

シールドはジョイント部をランドセル上部に接続して背負うことが。
マンガでは、シールドを腰部分に接続している描写が多かったので、そういうことも出来れば良かったかなと思います。



続いて、《中期型》に換装。
中期型とは、ジャブローからテキサスコロニー戦までの装備。とにかく、よく壊れていた気が。。。

前期型ではショルダーマグナムのあった左肩に、黄色いカバーが取り付けられています。
これが右肩と同じく、内蔵バルカンなのかどうかは不明。。。
ダクト上部のパネルラインも、別パーツによって変更するようになっています。
腕部。肩アーマー上部には新たにフックが設けられ、前腕部のバルカンは撤去されます。
これらも別パーツによって換装するようになっています。


中期型から使用することになった新型《ビームライフル》。TVアニメ版と似たようなデザイン。
こちらも腰にマウントすることが可能ですが、デザインの関係で若干ホールドし辛いかも。

ジャブローで改修を受け、ガンダムの腹部に内蔵されることになった《コア・ポッド》
TV版のコア・ファイターに変わる機体ですね。
コア・ポッドは純然たる脱出装置の役割なので、武装は一切されていない設定。


変形させ、ガイドパーツにはめ込んで、ガンダムの腹部に収納できます。
ちなみに、コア・ポッド収納時でも腰の可動に支障がでることはありません。



装甲パーツを換装させて、《後期型》に。
ニュータイプに開花したアムロの操縦に機体が追従できなくなり、シャアのゲルググに事実上、敗戦。
ベルガミノのドッグで、マグネットコーティングされ、駆動強化されたタイプ。

《後期型》では、肩の武装が撤去されて、バーニアを装備。肩アーマー上部にもバーニアが。
ヒジの関節部分には、銀メッキ状のマグネットコーティングカバーが設けられています。
見た目の印象が大きく解る部位かもしれません。

脚部。ヒザパッドのカバーパーツを外し、中のバーニアを露出させることで《後期型》を再現。
ヒザ関節・アンクルガード部分にもマグネットコーティングカバーが設けられています。


テキトーにポーズ。






可動範囲は驚異的可動というメーカーのアナウンス通り良く動きます。
写真にはないですが、立てヒザポーズやラストシューティングっぽいことも可能です。


今回のオリジンガンダムでは、メタコン第1弾のVer.Kaガンダムに付属する《Gファイター》との連動も一部可能です。
GFF: #1001 RX-78-2 ガンダムVer.Ka
メーカーのアナウンスにも無く、説明書にも記載されていませんが。。。(ホビージャパンに書いてありました)
Gアーマー形態やGブルなどに出来るので面白いです。
コア・ポッドが、オリジンガンダムの下半身に接続できないので、Gスカイには出来ないのがもったいないところ。

タイトルとURLをコピーしました