グッドスマイルカンパニーの『THE合体 HAGANE WORKS 超獣機神ダンクーガ』です。
この記事では4体の獣戦機のビッグモスを取りあげています。
THE合体 HAGANE WORKS 超獣機神ダンクーガ 【レビュー】その1
THE合体 HAGANE WORKS 超獣機神ダンクーガ 【レビュー】その3
ダンクーガの本体大半を構成するビッグモス、ヒューマノイドモード全体像。
ビッグモス如何でダンクーガの完成度に違いが出るといっても過言ではないです。
ビッグモス時にはダンクーガ時よりも部位の強弱が大人しめなイメージがあるのですが
THE合体ではこの違いを巧妙に再現できるのが大きなポイント。
頭部のフェイス部は目が細くおとなしめなイメージに仕上がっています。
胸部中央のパルスレーザーはやや太目な造形。
金色のプレートは可動ギミックで畳まれ小さめに。
コクピットはクリアーパーツ。内部には座席のディティールが施されています。
本体色の黒色は成型色。ディティールが多い分、差し色がほとんどないのでやや単調な感じですが、
かえってダンクーガ時に展開するパーツ類がフラットな感じに収納されているように見えるのでその点は良いです。
脚部に合金パーツが採用され結構な重量。
背面には主砲と榴弾砲がたたまれて収納。
四肢裏のキャタピラはゴムパーツで回転可動。
足裏は偏平足ですが、合体時に使用する引き出し式の可動プレートで補助すれば接地性は高まります。
ヒューマノイド形態で4体の獣戦機と。
可動。頭部はボール接続で可動。胴側の肩ブロック・上腕・前腕側ヒジ可動部分はクリック可動。
ヒジ中央部はクリック関節ではないので腕部可動に微調整が可能になっている分、ここだけが目立って保持力が弱い感じ。
パルスレーザーは上下にロール可動。
背面の主砲はアームを伸ばすことで頭頂部に展開。左右の砲塔はロール可動。
背中にヒンジ収納された榴弾砲は脇腹横に展開可能。
腹部中央に収納されたノーズ部分を節部分で分割し、先端を腰側に固定することで
腰の横ロール可動ができるようになります。
腰回りのアーマーはヒンジ接続で前後左右とも可動。
股関節・ヒザはクリック可動。ヒザパッドやつま先部分もスイング可動。
股関節のクリック関節はかなり固め。開脚幅はかなり広め。
足裏には合体時のプレートが収納。プレートはクリック式の多重関節で可動しビッグモス時の接地性を補助する役目も。
ビッグモス用パーツ。
ハンドパーツは2種類。親指以外が一体化されたパーツと、各指が各関節ごと可動するタイプ。
指の根元はボール可動。何れも掌に武器を補助するピンが設けられています。
一体化パーツの方が各武器のグリップをしっかり包んでくれるので保持力は上。
胸部のパルスレーザーは硬質プラと軟質パーツの選択式。造形に違いはありませんでした。
ビッグモス用の武器のビームランチャー。掌のピンにグリップを接続して固定。
後部のストックが左右に可動。両側面のグリップは前後にスイング。
グリップ面は下部のブロックごと前後に大きくスライドするので武器を持った時の干渉を抑える効果も。
砲身に取り付けられるカバーは左右に開閉しヒンジ可動で展開可能。
主にダンクーガ時のダイガンで使用。
TV版の箱っぽいイメージを強調しつつ、ディティールや面構成の工夫で地味になっていないです。
砲門展開。ノーズ部分の分割で腰可動ができるようになっている点はポージングに良い影響が大きく出ています。
偏平足で開脚時の接地性に難があった部分がこの商品では合体ギミックを活かしてクリアしている点は評価したいです。
ビッグモス、ノーマルモードに変形。肩部分に収納された牙パーツを起こし、
頭部を襟パーツごと後方に倒し、回転させて胴体内部に収納。
胸部中央ブロックを上方に起こし、牙パーツが接続されたブロックごと回転させ牙パーツを正面に。
畳まれた金色のプレートの先端を展開し、裏向きにして胸部ブロックの内側にヒンジ可動で収納。
牙パーツの接続部を180度回転させ反りを内向きに。
拳パーツを前腕内にスライドさせて収納。収納された拳を取り出すときはキャタピラパーツをブロックごと前方にスライドさせると連動して表に出てくる構造。
畳まれた肩パーツ前後の先端パーツと中央のパーツを外側に展開。
肩パーツを胸部中央にまで上げ、上腕部を肩アーマー内部に畳んで収納。
股関節ブロックを後方にスライドさせ、つま先パーツをスネ内部に収納し、
ヒザパッドを前方に倒した状態で脚部を腰ブロックごと前方に可動。
股関節のクリック関節を太もも側で外側に広げ、ソール部のプレートを引き出します。
ヒザを逆間接に曲げ、前腕部のブロックと接合。
前腕下部のプレートと、ソール部のプレートをはめ合わせ、スネ側面のストッパーを前腕部に接続して完成。
ビッグモス、ノーマルモード全体像。
内側に収納されたノーズや牙も見えにくく、関節調整やカバーパーツも効果的に働いています。
各関節もブロックごと可動し面構成がなるべく面一なるように工夫されているので重戦車らしくまとまり良く見えます。
ノーマルモードで4体の獣戦機と。
キャタピラパーツは可動するものの転がし走行はやめたほうが無難。
ビッグモス、アグレッシブモードに変形。
ノーマルモードで繋がれた四肢のロックを外し、ソール部のプレートを収納。
脚部は2段構成となっているつま先の下部を展開し爪パーツに。
ヒザを水平に伸ばした状態で、太ももパーツをスネパーツ内部にスライドさせて収納。
ヒザパーツを元の位置に戻すことで収納された太ももがロックされる構造。
腕部は肩アーマー内に畳まれた上腕部の関節を伸ばし、前腕裏に収納された爪パーツを外側に露出。
爪が前側に来るように腕部を180度回転。
ノーズを前方に伸ばし、牙パーツの反りを上向きに。
側面の金色プレートをビッグモス時の形状に戻し、肩パーツを外側に開いて完成。
ビッグモス、アグレッシブモード全体像。
超合金魂版と比較したら、胸部の金色プレートの可変ギミックが上手く処理され、変形工程がスムーズになった印象。
ノーズ部分は中央と先端部分で可動。変形時に股関節のブロックごとロックを解除してあるため
合金パーツの後ろ足部分のみややグラつく感じなので足を上げるなどのポージングは不向き。
アグレッシブモードで4体の獣戦機と。
サイズが大きくなった分、各獣戦機ともプロポーションはまとまり良く仕上がっていると思います。
THE合体 HAGANE WORKS 超獣機神ダンクーガ 【レビュー】その3 に続きます。
THE合体 HAGANE WORKS 超獣機神ダンクーガ 【レビュー】その1
THE合体 HAGANE WORKS 超獣機神ダンクーガ 【レビュー】その3