S.H.フィギュアーツ :仮面ライダー龍騎&ドラグレッダーセット [レビュー]

S.H.フィギュアーツの『仮面ライダー龍騎&ドラグレッダーセット』です。
発売は2年ほど前になりますが・・・昨年はブログを更新しなかったので今更記事にします。
当時発売されていたfigmaドラゴンナイトへのカウンターで
本家のバンダイが意地になって発売された感のあるアーツ龍騎です。
ミラーモンスターも付属して、お値段も3,800円(税抜)と
メーカーとしては採算とれるのか、ユーザーの立場ながら心配になってしまいます。
figma:仮面ライダー ドラゴンナイト




付属パーツ。交換手首は多め。
隆起が使用するアドベントカードもプラペーパーへの印刷で再現。
ファイナルベント・アドベント・ソードベント・ガードベント・ストライクベントの5枚。
後述しますが各種武器にもなるミラーモンスターのドラグレッダーも付属しているため
付属品はかなり多め。これで3,800円とは・・。

ドラグバイザーと専用手首を取り付けた状態。
上で採算とれるのか心配と書きましたが、素体流用で13人分出すつもりなら
1体あたりのコストは十分下がる感じも。その分最初の龍騎で完成度の高い素体でないと
後がグダグダになってしまいそうですが、そこはいらない心配だったみたいで。
直近のライダーアーツと比べても、ここまでやるかと正気を疑ってしまうような作りこみ。

頭部。銀縁のラインの塗りが部分的に食み出しも見受けられますが
このスケールなら許容範囲といった感じ。
個人的には複眼部の盛り上がりは若干浅めにも感じます。

ベルトの「Vバックル」。
figmaでは無かった、カードデッキを抜き差しできるギミック付き・・・。


可動。
腕は前腕部にロール可動。腰の捻り動作も可能。
股関節部にロール軸。開脚やヒザの可動も必要十分な可動範囲。


左腕に取り付けたドラグバイザー。グリップ部は可動。
劇中通り上部がスライドし、カードを挿入することができます。
カードを持つ専用手首も付属してます。カードは薄く小さいので取り扱いは慎重になります。
肩の可動域が胸に干渉するので挿入動作はやや窮屈め。



付属のドラグレッダー。
モノ自体は放送当時発売していたR&M版フィギュアを経て、
リペイント販売されていた装着変身版のリデコになっています。
既製品なので開発コストを抑えられている一因にもなっているかと。

figma版が発売されたときは装着変身ミラーモンスターズの中古がかなり高騰した記憶が。
こういった形で同梱してくれるのは非常にありがたいです。
R&M版や装着変身の時代は、完成度はライダーよりも
ミラーモンスターのほうが相当完成度が上回っていたので今の目で見ても十分通用する出来かと。

ドラグレッダーの本体は節ごとにボールジョイントで可動。
今回は専用スタンドと3本のアームが付属して支えの面でも抜かりないので
宙に浮かせる動作も可能な仕様。



頭部は開口可能。腕部分は軸可動で表情付けすることも。
腕部・尻尾部分は取り外して龍騎の武器にすることも。

龍騎とドラグレッダーとの大きさ比較。サイズ差も整ってます。



ドラグレッダーの尻尾部分のドラグセイバー。
刀身部の塗り分けも細かいです。


ドラグレッダーの腹部のドラグシールド。
前足と後ろ足部で2つ。肩のリベットパーツの交換で両肩に装着させることや
シールド裏面にグリップを取り付けて直に手に持たせることも。

ドラグクロー。ドレグレッダーの頭部よりも小型化したパーツが別に付属してます。
手首パーツを抜いて軸に差し込んで取り付け。ドラグクローも開口可動可能。









ファイナルベント。





龍騎自体の可動域がしっかりしているのでドラゴンライダーキックの
発動までの所作もそれぞれ再現可能なのはうれしい。


figmaドラゴンナイトが発売されたときは本家バンダイは相当焦ったと思う・・。
独占コンテンツとも思われていただけに、フィギュアーツをはじめとした
ライダーフィギュアよりスーツ感も考慮された本物感もありましたし、
今回のアーツ龍騎でフィギュアーツもハイターゲット向きフィギュアらしく
造形ギミック共に一皮むけた印象もあります。
競合して良いモノが発売されるのはユーザーにとってもメリットが大きいです。

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