聖闘士聖衣神話: パピヨンミュー [レビュー]

魂WEB商店で受注発売された、聖闘士聖衣神話の『パピヨン ミュー』です。
ハーデス十二宮編において、黄金聖闘士のアリエスムウを苦しめるほどの力を持ち、
聖闘士と冥闘士(スペクター)との力量差を最も序盤に描かれたことから、冥闘士の印象深さでは
上位に入ると思うパピヨンミューが商品化されました。
『成長』といった、パピヨンミューの能力である各形態も付属しているなど、
ミューのキャラクター性を楽しめるフィギュアになっていました。



ミュー素体。EXでじゃない無印聖衣神話枠ということでシリーズ共通の3rd素体が採用。
3rd素体ということで、股関節の貧弱さが不安だったのですが、このミューではビックリするくらい
強固な関節。アーマーを装着して立たせても股裂きが無いほどの安定感でした。

ミューのフェイス2種。通常のフェイスパーツの他、
不敵な笑みを浮かべたフェイスパーツが交換パーツとして付属していました。
特徴的な眼の再現度も高く、冥闘士としては異質なミューの妖しい雰囲気がでていますね。


冥衣(サープリス)装着

パピヨンの冥衣を纏ったミュー。所謂、成虫形態
基本は漆黒カラーである冥闘士のなかで、オレンジ基調の他の冥衣では見ない独特な配色や、
パピオンの名のとおり蝶を模した羽が眼を引きます。

羽部分はクリアーパーツに塗装再現されていて、微妙なグラデーションが非常に立体映えしていました。
この羽が素立ち時の支えにもなっているため、転倒率は軽減されてます。

羽は基部のジョイントで左右にスイングするのみの可動。

大きな羽を外した後姿も。

アーマーでは肩パーツの基部に多重関節。腕部の可動の妨げにならないようになっています。
腰パーツは、同時展開中の聖闘士聖衣神話EXのような、バックル部分での分割。
随所にEXの技術も導入されています。

冥衣装着時の頭部。
マスク部分の触覚パーツがプラ製ということで破損折れには注意したいところ。
個人的には若干、首が埋没気味なのが気になりました。




「フェアリースロンギング!」
可動ポーズとしては、サイドアーマーがほぼ固定であったり、
羽が素立ち時の高さでの支えになっているため、開脚時には羽と脚部の高さに合わなく
開脚ポーズの自由度は低めに感じました。

ムウvsミューあたりで、冥界編は全編黄金メインでストーリー進行するものと
予感していた時期もありました。。。



パピオンミュー第2形態である幼虫のフィギュアも付属していました。
結構、良い意味で質感もグロく再現されています。。。あまりアップで見たくないな。

大きさはミュー本体と同じくらい。PVCのムクで構成されています。

第1形態のバブルスライムや、羽化前の繭までは流石に付属しなかったです。

眼の部分はクリアー製になっていました。


パピオンの冥衣オブジェ形態

尾の部分の多くはオブジェフレームの外装で占めていて、
腕部・脚部の装着用アーマーは尾の内部に収納されています。
蝶の羽のボリュームや色彩など、オブジェでも見ごたえある造形になっていると思います。

羽化して成長していくのに、装着用アーマーの概念があるのが疑問だったり・・・。

オブジェ形態では下腕部が余剰パーツになり、台座裏に収納するようになっていました。


香港体系でも発売されたパピオンミューくらいなら、個人的には一般販売枠になるような気もしていましたが
WEB限定品とはいえ無事に発売されてよかったです。
思っていたよりも立体映えする造形やカラーリングであったこともあり、一味違った聖衣神話を楽しめました。
何よりも不安に思っていたパーツのポロリや、3rd素体の貧弱さが皆無だったのが高評価でした。
今後もこの品質レベルを期待したいですよ。(切望)

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