超合金魂 : GX-69 ゴルディーマーグ [レビュー]

超合金魂の『ゴルディーマーグ』です。
超合金魂ガオガイガーに装着可能な《マーグハンド》、《ゴルディオンハンマー》への変形ギミックに加え、
《ゴルディータンク》への3段変形が可能なアイテムになってます。
超合金魂 : GX-68 勇者王ガオガイガー (その1)
超合金魂 : GX-68 勇者王ガオガイガー (その2)



パッケージには《ゴルディータンク》形態で封入されているので、まずはここから。
恐らく変形可能なギミックとしては、最も纏まりのある形態かと。


タンクのタイヤで転がし走行可能。メインとなるマーグハンド・ゴルディオンハンマーのギミックの関係からか、
本体の素材はプラ主体で合金分は少なめ。


裏側からも。
本体の大半を占めるオレンジ色は成型色。超合金ブランドとしては少々安っぽい印象も。
メタリックレットや金色は塗装。クリアパーツも大目なので配色は抜かりなし。

ゴルディオンハンマーとなる柄の部分は、ゴルディータンク時にはキャノン砲として機能。
クリック関節によって、射角も4段階にスイング可能。

爆発の中、海の水圧でもびくともしない頑丈タンク。


ゴルディータンクから、ゴルディーマーグにシステムチェンジ。

アニメではそういった描写は無いけど、このアイテムでは変形作業を簡潔にするために
まず、本体とキャノン(ハンマー)部分を分離。

本体部分の変形では、メタレッドのクギ抜き部分と、車両先端のブロックを90度起こし。
ここの部分はゴルディーマーグのヒザとなります。
先端のオレンジのブロックの可動時に出来る隙間は、パーツ裏側ある隙間隠しのプレートで埋めることが。

ゴルディーマーグの脚部の変形にあたってはまず、
本体中央部のブロックを繋いでいるストッパーを外し、関節部分を引き伸ばします。

脚部をなるブロックを、内部のフレームを軸に180度回転させていき、、、

最後に股関節となるフレームを内部に収納。

接続されている脚部を左右に分離。【画像左】
左足側に接続ピンがあるので畳んで収納。【画像中・右】

足裏の隙間を埋めるためのヒンジカバーが脚部内に畳まれているので展開。

次に腕部となるブロックを変形。本体からストッパーを外し、、、【画像右】

内部のフレームを軸に腕部ブロックをクランクで180度上方に回転。

腕部ブロックを引き伸ばし、ヒジ関節を露出。最後まで動かすとストッパーがかかります。【画像左】
先端からハンドパーツを展開。【画像中・右】
これはゴルディータンク収納用の小さめのハンドパーツになります。

キャノンの砲口部と、ハンマーの基部にクリック式の伸縮ギミックがあるため、最短になるよう縮めます。

ハンマー中央部に埋まっているゴルディーマーグの頭部を引き出し。

ハンマー部分と本体をドッキング。【画像左】
ゴルディーマーグの頭部カバーを上方に展開。【画像右】

ゴルディーマーグ完成。
変形ギミック付のゴルディーマーグとしては非常に完成度の高いシルエットでしょう!
箱っぽいシルエットも単調にならないようにディティールが増やされていますね。
胸部にはクリアーパーツも多く使用されています。


デザイン上、足首が無いため接地性は悪いです。背中に背負ったハンマーの柄が伸縮式のため
ポーズによっては柄を伸ばして、脚部との3点支持で飾れば接地バランスは整います。
ゴルディーマーグ時の欠点としては、フクラハギ部分のカバーが無いこと。ここだけは惜しい。

ハンドパーツには、形状優先の大型ハンドパーツが2種付属してます。【画像中・右】



ゴルディーマーグの可動域としては、頭部がボールジョイント可動。
腕部は太いため肩口やヒジの可動も若干狭め。


脚部は、ゴルディータンクへの変形フレームを活かして割と広く可動。

背中のハンマー柄パーツは伸縮式のためポージングによって、転倒防止のスタンドの役割にも。


腰や腹部が非可動なためポージングとしては単調になりがち。

ガオガイガーと大きさ比較。
こいつが右手に装着するとなると・・・ゴクリ。


最後にゴルディオンハンマー、マーグハンドに変形。

ハンマーパーツを本体から取り外し、本体背面からマーグハンド用の手首を回転させて展開。【画像左・中】
手首向きを変え、基部を引き伸ばし。【画像右】

本体の腕部をゴルディータンクのときの形状に変形。

マーグハンド用手首が収納されていたスペースに、《補助パーツ》を取り付け。

股関節フレームを引き伸ばし、脚部を背中側に折りたたみ。
畳んだ脚部は上記で取り付けた《補助パーツ》のフックに取り付け。


マーグハンドの完成。
形状としては手首部分が小さめですが、ここは別パーツの大型のハンドパーツにに交換可能。
ゴルディーマーグのときの足裏カバーと、タイヤのホイールカバーが若干、外れやすいことがネック。

次にゴルディオンハンマーの変形を。ゴルディーマーグの頭部をマーグタンク時の形態に収納。


ハンマー部分中央の凸センサーパーツがスイッチになっていて、押し込むと
左右の金色のハンマーパーツが広がるギミックが!
大きさが変わることで、各形態ともバランスよくなって面白い。

柄のパーツを展開。柄はパイプ状になっているため
中央部はキャノンの砲身を内径に差し込んで固定。【画像中・右】

マーグハンドの標準手首にはピンが設けてあり、ハンマーの凹み部分に差し込んで固定。

付属のマーグハンド用スタンド。【画像左】
スタントの凹み部分に、マーグハンドのタイヤを乗せて固定。
ただ乗っているだけなので、保持力・バランスはかなり危うい

ゴルディオンハンマー完成。
付属のスタンドを使うことで単独でも飾ることが可能。
非常に大きい!単純に長さだけならガオガイガーを超えている。

スタンドの台座の穴にハンマーの柄を差し込んで固定。【画像左】
これによって、だいぶ安定したスタンド展示が可能に。
ちなみに台座の穴は2つ空いており、マーグハンドの標準の手首を使用時には内側の穴を使用。




マーグハンドの手首は、別パーツの大型手首に交換可能。
大型手首の指はクリック関節になっていてハンマーの柄を挟みこんで持たせるように変更。
大型手首の使用時にはハンマーの柄は、台座外側の穴を使用。

手首が大型になったことで、形状的にはだいぶバランスが整います。
ただ2種の手首のいづれにも言えることですが、手首基部の保持力が弱く、スタンド無しだと
手首の軸の部分で回転してしまうため、ハンマーの保持が難儀に。


ガオガイガーに装着。
いくら何でもというか、マーグハンド装着時のバランスは危うい。スタンドは必須です。
勿論だけどガオガイガー単体で、マーグハンド・ゴルディオンハンマーを装着したまま
右腕部を稼動させることは重量的に不可能。
劇中どおりに肩口のライナーガオーの関節がボロボロになりそう。。。<
マーグハンド接続時は、ガオガイガー標準の右腕は背中のステルスガオーのフックに収納。
収納した右腕は各部に干渉するのでいっそのことはずしたままでもいいのかも。。。



その他付属パーツ。

マーグハンドの接続口に、ヒジの可動域が一軸加わったジョイントパーツを挟むことも。【画像右】
前途のとおり、重量的にポージングは難儀なので、効果的なパーツかは疑問。。。
ちなみにヒジの接続口は四角なので、どちら側の向きでも差し込めるようになっていました。


スタンドの先端パーツを交換して、マーグハンドを別の向きを変えることも。
これによってハンマーコネクトのポージングも可能に。
スタンドの先端は、マーグハンドの隙間に軽く差し込むだけ。
マーグハンド単独でスタンド展示するのは危ういため、ハンマーを持たせて3点支持にしたほうが無難。


ハンマーヘルアンドヘブン用のクギパーツの展開ギミック。
マーグハンドのタイヤホイールパーツの中央部を取り外し、
空いた穴の部分にクリアーパーツのクギの後端パーツを取り付け。

マーグハンドのハンマーヘブン(クギ抜きブロック)は可動。

《ハンマーヘル用のクギ》
クギの尖った先端は後述するゾンダーコアを掴む形状のものにも交換可能。

《ゾンダーコア》。クギの先端は開いた形状のものに交換。
ゾンダーコアとクギへは、ピンで取り付けるので保持力は高いです。

ゾンダーコアのみをガオガイガーに持たせれば、ヘルアンドヘブンで引っこ抜いたシーンの再現にも。



ハンマーコネクト!


ゴルディオンハンマーアア!!


光になれええええ!!
重量がありすぎて細やかな演技がかなり難しい。ハンマーの振り下ろしも結構辛い。
アクションポーズで遊ぶより、合体ギミックを楽しんだほうがストレスが無いのかも。


アクションポーズで遊ぶ分にはスーパーロボット超合金版の方が優秀です。
とはいえ、バンダイが本気でガオガイガーを作ることに意味があるわけで、過去の他社品を
フィードバックした上での煮詰めすぎとも言えるゴルディーマーグのギミックの数々と
プロポーションの優秀さは特筆ものです。
スーパーロボット超合金 : 勝利の鍵セット1

重箱の隅を突くようであれば、ゴルディーマーグ時のフクラハギカバーが無かったりとか
マーグハンドの手首の保持力の弱さがネックに感じられます。
定価ベースだと、微妙に高価なので、ガオガイガーのオプション品と考えると敷居が高く感じます。

タイトルとURLをコピーしました